NVIDIA Geforce RTX 5060 Ti(16GB)を自腹購入し、ベンチマーク計測をしました。
RTX 5060 Tiのゲーム性能やクリエイティブ性能が、RTX 4060 Tiからどれぐらい進化しているのか。また、RTX 4070との比較もしています。
この記事を読めばRTX 5060 Tiの性能がわかり、グラボやゲーミングPCの購入がスムーズに行えます。
記事の最後に、RTX 5060 Ti搭載PCやグラボの検索リンクがあります。そちらも活用してください。

グラボの性能や価格帯をまとめていますよ!
\高性能ゲーミングPC!/
RTX 5060 Tiの仕様

RTX 5060 Ti | RTX 4060 Ti | RTX 4070 | RTX 5070 | RTX 3060 Ti | |
---|---|---|---|---|---|
GPUコア | GB206 | AD104 | AD104 | GB205 | GA104 |
CUDAコア数 | 4608 | 4352 | 5888 | 6144 | 4864 |
ブースト クロック | 2.57 GHz | 2.54 GHz | 2.48 GHz | 2.51 GHz | 1.67 GHz |
ベース クロック | 2.41 GHz | 2.31 GHz | 1.92 GHz | 2.33 GHz | 1.41 GHz |
VRAM | 8GB/16GB GDDR7 | 8GB/16GB GDDR6 | 12GB GDDR6X | 12GB GDDR7 | 8GB GDDR6 |
メモリ スピード | 28Gbps | 18Gbps | 21Gbps | 28Gbps | 14Gbps |
メモリバス幅 | 128-bit | 128-bit | 192-bit | 192-bit | 256-bit |
メモリ帯域幅 | 448 GB/s | 288 GB/s | 504 GB/s | 672 GB/s | 448 GB/s |
L2キャッシュ | 32MB | 32MB | 32MB | 48MB | 3MB |
DLSS | DLSS 4 | DLSS 3 | DLSS 3 | DLSS 4 | DLSS |
NVENC | 第9世代×1 | 第8世代×1 | 第8世代×1 | 第9世代×1 | 第7世代×1 |
バス | PCIe 5.0 x8 | PCIe4.0 x8 | PCIe 4.0 x16 | PCIe 5.0 x16 | PCIe 4.0 x16 |
ポート | HDMI 2.1b x1 DP 2.1b x3 | HDMI 2.1a x1 DP 1.4a x3 | HDMI 2.1a x1 DP 1.4a x3 | HDMI 2.1b x1 DP 2.1b x3 | HDMI 2.1 x1 DP 1.4a x3 |
最大消費電力 | 180W | 160W 165W | 200W | 250W | 200W |
システム 電源容量 | 600W | 550W | 650W | 650W | 600W |
補助電源 コネクタ | 8-pin X1 または300W以上の PCIe Gen5 | 8-pin X1 または300W以上の PCIe Gen5 | 8-pin X1 または250W以上の PCIe Gen5 | 8-pin X2 または300W以上の PCIe Gen5 | 8-pin X1 |
発売日 | 2025年3月5日 | 2023年5月24日 | 2023年6月29日 | 2025年3月5日 | 2023年6月29日 |
※DP:DisplayPort
- CUDAコア数:4352→4608で256増加(約4%増)
- VRAM:GDDR6X→GDDR7(バージョンアップ)
- メモリ帯域幅:288 GB/s→448 GB/sに増加(約55%増)
- DLSS:DLSS 3→DLSS 4(バージョンアップ)
RTX 5060 TiはRTX 4060 Tiより約28%性能が高いGPUです。RTX 3060 Tiと比べると約39%も性能アップしており、乗り換えを検討するには十分なバージョンアップと言えます。(3DMarkの比較)
新しく開発されたBlackwell アーキテクチャが採用され、VRAMもGDDR7にバージョンアップされました。
特にメモリ周りのバージョンアップを見るとRTX 4060 Tiとは別物のGPUで、さらにRTX 4070を上回る性能を持っています。
RTX 5060 Tiの消費電力は180WでRTX 4060 Tiの165Wより15W増加。消費電力が増加したことにより、システム電源容量が600W以上必要になりました。
VRAMやメモリ周りの仕様は大幅に強化されており、高グラフィックや高解像度でもフレームレートの上昇が期待できます。
また、DLSS 4へバージョンアップし、フレーム生成(FG)がマルチフレーム生成(MFG)対応になりました。RTX 40系に比べ、より高いフレームレートが出せる仕組みが実装されています。

RTX 5060 TiとRTX 4060 Tiはどれぐらい性能が違うのか?結果は後ほど紹介するベンチマークをご覧ください!
RTX 5060 Tiの特徴
- FHD(1920×1080)がメインターゲット
- WQHD(2560×1440)もターゲットに入る高スペック
- FHDで高フレームレートを維持し続けたゲームプレイができる
- DLSS4とマルチフレーム生成(MFG)が利用可能
- ガチプレイやゲーム配信ができるスペック
- 最大消費電力は180W
RTX 5060 TiのターゲットはFHD~WQHD
RTX 5060はFHD(1920×1080)をメインターゲットとしたGPUですが、メモリ帯域幅の拡張によりWQHDでの動作も快適に行えるようになりました。

FHDやWQHDではガチ勢やプロeスポーツプレイヤーが求める高フレームレートを維持し続けられ、PC性能を気にせずゲームに集中できます。WQHDでも設定次第で100fps以上の快適なゲームプレイが可能です。
DLSS4とマルチフレーム生成で高フレームレートプレイが可能!
RTX 5060 TiはDLSS 4+MFG(マルチフレーム生成)を搭載。ゲーム側が対応していれば大幅にフレームレートを引き上げ、スムーズにゲームプレイができる環境が作れます。


通常のFGでも80fps前後出ていて快適ですが、MFGを使えば200fpsも実現可能です!
DLSSの説明は、ここをクリック
DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAが開発したAIベースのレンダリング技術です。この技術は、低解像度の画像をAIを使って高解像度に変換し、GPUの負荷を下げることでゲームのフレームレートを向上させる技術です。
DLSSのメリット
- 高解像度の映像を実現:低解像度でレンダリングした映像をAIが補完し、高解像度の映像を実現します。これにより、より美しいグラフィックを楽しむことができます。
- フレームレートの向上:低解像度でレンダリングするため、GPUへの負荷が軽減され、フレームレートが向上します。これにより、よりスムーズなゲームプレイが可能です。
- パフォーマンスの最適化:AIがリアルタイムで映像を補完するため、常に最適なパフォーマンスが発揮されます。
DLSSは、特に高解像度でのゲームプレイやリアルタイムレイトレーシングを行う際に効果を発揮し、より高品質な映像と快適なゲーム体験を提供します。
MFGの説明は、ここをクリック
フレーム生成(FG)はAIを活用して、実際にレンダリングされるフレームの間に新しいフレームを生成することで、フレームレートを向上させます。
RTX 50シリーズからマルチフレーム生成(MFG)が搭載され、いままでのFGより多くのフレーム生成が可能になりました。
これにより、最新のゲームでも高品質な映像と滑らかなフレームレートでプレイすることができ、ゲーミング体験がさらに向上します。
FGのメリット
- フレームレートの大幅な向上:実際にレンダリングするフレームの数を増やすことなく、AIが中間フレームを生成することで、フレームレートを劇的に向上させます。これにより、より滑らかなゲームプレイが実現します。
- 遅延の低減:フレームジェネレーションは、低遅延でフレームを生成するため、リアルタイム性が重要なゲームでも高いパフォーマンスを発揮します。
- ゲーム体験の向上:フレームジェネレーションを活用することで、視覚的な体験が向上し、特に動きの速いシーンやアクションが多いゲームで効果が顕著です。
FGのデメリット
- 元のフレームレートが重要:元のフレームレートがあまりにも低い(20fpsなど)場合、FGを使ってもゲーム自体が重たいままのことがあります。FGは10~20fpsを60fpsに上げる機能ではなく、60fpsのゲームを100fpsにする機能と考えてください。
- 画像が崩れることがある:フレーム生成はAI画像生成による補完技術です。そのため、ゲームのシーンによっては不正な画像を生成してしまうことがあり、画像のブレや表示崩れが起こることがあります。そのため、FPSシューター系などのゲームで使うのはおすすめできません。
RTX 5060 Tiはどんな人におすすめ?
- FHDモニターを使う人
- WQHDモニターで、グラフィックを多少落としても良い人
- 高フレームレートでゲームをプレイしたい人
- VRAMを多く使うゲームをプレイする人
- AI画像生成やクリエイティブ作業をしたい人
- 動画編集や3DCGをしている個人ユーザー
FHD環境なら、高フレームレートで快適にプレイできるGPUです。
WQHDモニターを使う場合も、モニター性能を活かせるPC環境を作ることができます。
RTX 5060 Ti 16GB版は市場価格が8万円~12万円台で高額なのが残念です。
RTX 30系以下のグラボから乗り換えをするなら、その効果を十分感じることができるでしょう。ただし、RTX 4060 Tiから乗り換えるのは費用対効果があまりよくありません。
ベンチマークで使うRTX 5060 Ti
今回使用するグラボは、ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 Ti 16GB Twin Edge OC 。2連ファン搭載のオーバークロックモデルです。

厚さは41.6mmで、2スロットサイズになっています。

出力はHDMI(2.1b)が1つとDisplayPort(2.1b)が3つ。RTX50系から出力のバージョンが上がりました。

電源コネクタは8ピンPCIe1つ。

本体重量は約677gなので、VGAサポートは無くても大丈夫そうです。


RGBがないため光りません。少しゴツゴツした見た目のグラボです。
RTX 5060 Tiの価格情報
NVIDIAはRTX 5060 Tiの価格を69,800円からとしていますが、これはVRAM 8GB版を含めた価格です。

RTX 5060 Ti(16GB)の実売価格をまとめると、このようになりました。
グラRTX 5060 Ti(16GB)の価格調査 | 価格 |
---|---|
ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 Ti 16GB Twin Edge OC | 86,800円 |
平均価格 | 96,288円 |
最低価格 | 81,980円 |

RTX 5060 Ti(16GB)の価格は、85,000円前後が目安かな・・・
3DMarkで性能チェック

ベンチマークの定番「3DMARK」でRTX 5060 Tiの性能をチェックしました。
RTX 5060 TiはRTX 4060 Tiより約24%性能が高い結果です。
また、RTX 4070と比べても、わずか3%しか性能に差がありません。
5060 Ti | 4060 Ti | 4070 | 5070 | 3060 Ti | テスト内容 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Speed Way | 4119 | 3158 | 4380 | 5910 | 2842 | DX12のテスト |
Port Royal | 10318 | 7910 | 10972 | 14419 | 6661 | リアルタイム レイトレーシング |
SteelNomad | 3620 | 2891 | 3720 | 4978 | 2541 | 高性能PC用 検証スコア |
Time Spy | 15301 | 12927 | 16240 | 20152 | 11282 | フルHD DX12 |
Time Spy Extreme | 7038 | 5937 | 7714 | 9560 | 5442 | 4K DX12 |
Fire Strike | 36732 | 30702 | 37182 | 43990 | 26931 | FHD DX11 |
Fire Strike Extreme | 19845 | 15211 | 20116 | 27420 | 13582 | WQHD DX11 |
Fire Strike Ultra | 9818 | 7499 | 9994 | 14635 | 7173 | 4K DX11 |
スコア | 総合106791 | 86235 | 110318 | 141064 | 76454 |

RTX 5060 TiはRTX 4070に近い性能です。しっかり進化していますね。
RTX 5060 Tiのゲーム性能ベンチマーク
ベンチマークを計測したPC環境はこちら。
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
GPU | RTX 4060 Ti(8GB) RTX 5060 Ti(16GB) RTX 4070(12GB) RTX 5070(12GB) |
マザーボード | ASRock B650 Pro RS |
メモリ | CORSAIR DDR5-6000MHz 32GB ※4800MHzで駆動 |
SSD | 1TB Gen4 |
CPUクーラー | DeepCool AK620 |
電源 | 1000W |
グラフィック設定は低設定やウルトラ設定など、ゲームによって軽い調整と重たい調整でベンチマークを取りました。
- 【軽量】エーペックスレジェンズ
- 【軽量】FORTNITE
- 【中量】Call of Duty : Black Ops 6
- 【中量】FF14 黄金のレガシー
- 【重量】サイバーパンク2077
- 【重量】モンスターハンターワイルズ
【軽量】エーペックスレジェンズ

FPSゲームの中では処理負荷が低めのApex。公平なベンチマークを取るために、訓練場で、走る・撃つ・テルミット使用・ウルト使用を一連動作として計測しました。

Apex FHD
FHD | 低 | 高 |
---|---|---|
3060 Ti | 272 fps (118) | 200 fps (78) |
4060 Ti | 289 fps (126) | 234 fps (94) |
5060 Ti | 293 (151) | fps266 (113) | fps
4070 | 295 fps (165) | 277 fps (125) |
5070 | 296 fps (185) | 285 fps (145) |
Apex WQHD
WQHD | 低 | 高 |
---|---|---|
3060 Ti | 228 fps (62) | 147 fps (49) |
4060 Ti | 258 fps (73) | 171 fps (59) |
5060 Ti | (78) | 271 fps(65) | 199 fps
4070 | 278 fps (103) | 223 fps (80) |
5070 | 285 fps (127) | 252 fps (89) |
Apex 4K
4K | 低 | 高 |
---|---|---|
3060 Ti | 127 fps (31) | 86 fps (26) |
4060 Ti | 143 fps (40) | 96 fps (30) |
5060 Ti | (34) | 175 fps(33) | 119 fps
4070 | 190 fps (45) | 128 fps (41) |
5070 | 224 fps (59) | 150 fps (43) |
低設定ならFHDで平均289fps。WQHDでも平均270fpsでプレイ可能です。
RTX 4070と比べても引けを取らない結果が出ており、進化していることが十分伝わります。
実際にゲームプレイを行いましたが、平均298fpsでプレイできました。ウルトを使っている最中でもフレームレートは落ちませんでした。

FHDならPC性能を気にせず遊べて、モニター性能も活かしたゲームプレイが可能です。
【軽量】FORTNITE

フォートナイト(チャプター6)はDirectX12の最低設定で計測しました。
実際にゲームプレイをして平均フレームレートを計測しています。

FORTNITE 最低設定
低設定 | FHD | WQHD | 4K |
---|---|---|---|
3060 Ti | 340 fps (164) | 268 fps (175) | 146 fps (84) |
4060 Ti | 355 fps (161) | 304 fps (178) | 175 fps (126) |
5060 Ti | 380 (176) | fps371 (165) | fps206 (129) | fps
4070 | 362 fps (158) | 379 fps (222) | 238 fps (160) |
5070 | 357 fps (162) | 366 fps (162) | 266 fps (133) |
今回の計測では、FHDとWQHDで平均370fps以上と、とても高いフレームレートになりました。
低設定であれば4Kでも十分プレイ可能な結果です。
今回の結果から、どの解像度でも200fps以上出ることがわかります。
低設定がおすすめな理由
FORTNITEのグラフィック設定は低設定がおすすめです。
設定を低くすることで高いフレームレートが出せ、さらに視認性が上がります。
設定を高くすると草木がリアルになりますが、敵が見えにくくなってしまいます。

プロのeスポーツプレイヤーは低設定かパフォーマンスモードでプレイされています。
画面のリアルさよりも、敵の見やすさやフレームレートを優先した低設定でプレイしましょう。
【中量】Call of Duty : Black Ops 6

Cod:BO6はFPSの中では少し重めのゲームです。ゲーム中に実装されているベンチマークで計測しました。
グラフィック設定 | |
---|---|
グラフィックのプリセット | 最低 |
レンダリング解像度 | 100 |
アップスケーリング /シャープニング | FIDELITYFX CAS 強度:100 |
視野角 | 100 |

Cod 最低設定
最低設定 | FHD | WQHD | 4K |
---|---|---|---|
3060 Ti | 168 fps (122) | 127 fps (90) | 77 fps (53) |
4060 Ti | 213 fps (153) | 150 fps (109) | 80 fps (58) |
5060 Ti | 237 (172) | fps178 (129) | fps105 (75) | fps
4070 | 256 fps (183) | 194 fps (140) | 112 fps (81) |
5070 | 287 fps (207) | 230 fps (168) | 146 fps (102) |
FHDで237fps、WQHDでも平均178fpsが目安です。
240fps張り付きまでは難しいかもしれませんが、プレイは十分快適です。

高リフレッシュレートモニターの性能も十分引き出せますね!
【中量】FF14 黄金のレガシー

FF14は処理が軽めのMMOゲームです。専用ベンチマークソフトで計測しました。

FF14 FHD
FHD | 標準品質 | 最高品質 |
---|---|---|
3060 Ti | 非常に快適 29113 (196) | 非常に快適 17839 (127) |
4060 Ti | 非常に快適 31075 (211) | 非常に快適 19987 (141) |
5060 Ti | 非常に快適 33585 (226) | 非常に快適 22679 (158) |
4070 | 非常に快適 36888 (255) | 非常に快適 25729 (180) |
5070 | 非常に快適 39372 (272) | 非常に快適 30076 (211) |
FF14 WQHD
WQHD | 標準品質 | 最高品質 |
---|---|---|
3060 Ti | 非常に快適 19445 (133) | とても快適 12172 (87) |
4060 Ti | 非常に快適 19420 (134) | とても快適 12449 (89) |
5060 Ti | 非常に快適 22592 (152) | とても快適 14652 (104) |
4070 | 非常に快適 27496 (185) | 非常に快適 17535 (124) |
5070 | 非常に快適 31455 (212) | 非常に快適 22106 (153) |
FF14 4K
4K | 標準品質 | 最高品質 |
---|---|---|
3060 Ti | 快適 10598 (72) | 快適 10278 (68) |
4060 Ti | 快適 10583 (71) | 快適 10366 (68) |
5060 Ti | とても快適 11147 (77) | 快適 10472 (70) |
4070 | 非常に快適 13085 (91) | 快適 10702 (72) |
5070 | 非常に快適 15762 (108) | とても快適 11349 (79) |
RTX 5060 TiはWQHD 標準品質まで「非常に快適」となりました。
FHDなら最高品質にしても平均150fps前後で快適なプレイが実現できます。

ここまでスコアが高いなら、どの解像度でも快適にプレイできますね!
【重量】サイバーパンク2077

PCゲームの中では重量級のサイバーパンク2077(Ver2.21)。ゲームに実装されているベンチマークで計測しました。

サイバーパンク2077 FHD
FHD | 高 | レイトレ ウルトラ |
---|---|---|
3060 Ti | 129 fps (108) | 60 fps (53) |
4060 Ti | 155 fps (126) | 76 fps (67) |
5060 Ti | (142) | 175 fps(76) | 86 fps
4070 | 194 fps (154) | 99 fps (88) |
5070 | 210 fps (162) | 113 fps (100) |
サイバーパンク2077 WQHD
WQHD | 高 | レイトレ ウルトラ |
---|---|---|
3060 Ti | 89 fps (76) | 46 fps (37) |
4060 Ti | 102 fps (87) | 57 fps (50) |
5060 Ti | (105) | 125 fps(60) | 67 fps
4070 | 130 fps (111) | 77 fps (68) |
5070 | 173 fps (143) | 89 fps (80) |
サイバーパンク2077 4K
4K | 高 | レイトレ ウルトラ |
---|---|---|
3060 Ti | 46 fps (41) | 30 fps (27) |
4060 Ti | 50 fps (45) | 32 fps (26) |
5060 Ti | (60) | 68 fps(39) | 43 fps
4070 | 65 fps (58) | 49 fps (44) |
5070 | 96 fps (83) | 59 fps (53) |
FHDのレイトレウルトラでも平均86fpsが出せるので快適にプレイできます。
4Kでもギリギリ60fpsは出せますが、重たいシーンではカクツキを感じるため、WQHDまでのプレイがおすすめです。
DLSS4とMFGでfpsを上げる!
サイバーパンク2077はDLSS4とMFG(マルチフレーム生成)が使えるため、さらに快適さを上げることができます。

FHD レイトレ・ウルトラ設定で80fps前後出ていますが、マルチフレーム生成を使うと200fpsを超えるほど高いフレームレートが実現できます。

FGオンにするとフレームレートがさらに上がります。限界までフレームレートを出したいときに使ってみましょう!
【重量】モンスターハンターワイルズ

製品版でアルシュベルド討伐を行い、ゲーム中の平均フレームレートを計測しています。

- DLSSとフレーム生成をオンにしたベンチマーク計測結果です。
- 3060 Tiはフレーム生成が使えないため、DLSSのみ。
- 3060 Tiと4060 Tiのウルトラは、VRAM不足により計測不可能です。
モンスターハンターワイルズ FHD
FHD | 中 | ウルトラ |
---|---|---|
3060 Ti | 55 fps (41) | 計測 不可 |
4060 Ti | 89 fps (54) | 計測 不可 |
5060 Ti | 104 fps (57) | 85 fps (48) |
4070 | 118 fps (69) | 93 fps (58) |
5070 | 138 fps (73) | 116 fps (60) |
モンスターハンターワイルズ WQHD
WQHD | 中 | ウルトラ |
---|---|---|
3060 Ti | 46 fps (36) | 計測 不可 |
4060 Ti | 76 fps (50) | 計測 不可 |
5060 Ti | 89 fps (51) | 70 fps (45) |
4070 | 105 fps (66) | 88 fps (57) |
5070 | 125 fps (66) | 101 fps (60) |
モンスターハンターワイルズ 4K
4K | 中 | ウルトラ |
---|---|---|
3060 Ti | 37 fps (15) | 計測 不可 |
4060 Ti | 61 fps (43) | 計測 不可 |
5060 Ti | 60 fps (43) | 48 fps (30) |
4070 | 78 fps (55) | 63 fps (37) |
5070 | 100 fps (60) | 74 fps (49) |
モンスターハンターワイルズは、RTX 3060 Tiや4060 TiのようにVRAM 8GBではウルトラ設定でエラーが発生します。
RTX 5060 Ti 16GBではウルトラ設定にしてもVRAM不足になりません。また、4Kでもフレームレートは出ないものの、動作自体は可能です。
モンスターハンターワイルズはとても重たいゲームで、VRAMを大量に消費します。FHDであったとしてもRTX 5060 Tiなら16GB版がおすすめです。

VRAM消費量が多いゲームのため、グラフィック設定を高くするには16GB版でないと厳しいです・・・
\高性能ゲーミングPC!/
RTX 5060 Tiの動画エンコード速度
DaVinci Resolveで30分の4K動画をAV1でエンコードし、その時間を計測した結果がこちらです。
RTX 5060 TiはRTX 4070より早いエンコードができることから、NVENCのバージョンアップが効いていることがわかります。
個人製作レベルであれば十分なエンコード速度が出せています。

動画編集を仕事にしている方などは、RTX 50系で時間短縮ができそうですね。
\クリエイティブ系にも強い!/
RTX 5060 TiでStable Diffusionの速度計測

AI画像生成のStable Diffusionで、画像生成時間を計測してみました。
グラフのバーが短いほど、画像生成速度が速いです。
RTX 50系全般に言えますが、予想に反して生成時間が遅くなりました。
RTX 50系の発売から間もなく、Web UI版のStable Diffusionのバージョンアップが間に合っていません。
今回のテストで使用したStable Diffusionもパフォーマンスが出ていないことが予想されます。
- version: f1.7.0-v1.10.1RC-latest-2163-g9367f970
- python: 3.10.6
- torch: 2.7.0.dev20250310+cu128
- xformers: N/A
- gradio: 3.41.2
- checkpoint: c39257ca5d

今回のテストでは、RTX 5060 Tiは遅い結果となりました。今後のバージョンアップで改善されることを願います。
RTX 5060 TiでYouTubeライブ配信テスト
Ryzen 7 7800X3DとRTX 5060 Ti搭載のPC1台でYouTubeライブ配信をしてみました。
Apexのチームデスマッチをプレイしています。
- 配信:OBS
- 解像度:FHD
- ビットレート:15000 bps
- 映像エンコーダ:NVIDIA NVENC AV1
- Apexの設定:低
FHD・低設定でライブ配信をした結果
- 平均fps:299fps
- 最高fps:300fps
- 最低fps:291fps
普通に走っているときで298fps前後。フレームレートはほとんど落ちません。

至近距離の戦闘でも、295fps前後で撃ち合えます。

処理が重めのハンティングビースト中でも290fps以上でプレイ可能。

バトルを通して平均290fps以上でした。配信をしながらでも快適にプレイ可能です。


配信中もPC性能を気にせず、バトルに集中できますね!
\RTX 5060 Ti搭載/
RTX 5060 Tiのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
FHDでは高フレームレートで遊べる 設定次第でWQHDでも十分使える MFGでフレームレートをさらに上げられる ガチ勢や配信者も満足できる高性能 配信しながらゲームプレイも快適 個人製作レベルのクリエイティブ作業も快適 | 特に16GB版の価格が高い MFGに対応したゲームが少ない(今後増える) |
RTX 5060 TiはFHDならガチ勢や実況配信者も満足できるGPUです。
WQHDモニターを使う場合も、グラフィック設定を調整すれば快適にゲームプレイが可能なスペックで、RTX 4070に近い性能を持っています。
今後はVRAM容量が必要になるゲームが増えると考えられるため、今から買うなら8GB版より16GB版がおすすめです。
RTX 4060 Tiからの乗り換えはコスパ的におすすめできません。RTX 3060 Ti以下のグラボからなら、GPU性能の進化を体感できるでしょう。

価格が高すぎるのが残念。せめて7.5万円ぐらいなら他GPUと戦えるのに・・・
RTX 5060 Ti搭載ゲーミングPCとグラボ検索リンク
メーカー 商品名 | 仕様 | 特徴 |
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落ち着いた見た目のPC!![]() G-GEAR GE7A-E251/B 参考価格: 260,800円 | CPU:Ryzen 7 7800X3D CPUクーラー:空冷 グラボ:RTX5060Ti チップセット:B650 SSD:NVMe 1TB メモリ:DDR5 32GB 電源:600W BLONZE 送料:2,200円 ※リンク先でCPUとGPUをカスタマイズ 公式サイトを見る | 落ち着いた見た目のPC。 RGBや派手な見た目が苦手な方にピッタリ。 落ち着いた見た目で、どんなお部屋にも マッチするデザインです。 店舗もあるので、相談しやすいショップです。 |
高い満足感 美しいPC! 影界! ![]() STORM EK-97X56Ti16 参考価格: 269,800円 | CPU:Ryzen7 9700X CPUクーラー: 画像表示機能付き水冷240mm グラボ:RTX 5060 Ti チップセット:B650 SSD:1TB メモリ:DDR5 32GB 電源:850W 送料2,200円 >>影界のレビュー記事はこちら 公式サイトを見る | 見た目もこだわったインテリアPC! 影界は270°強化ガラスで見た目もスタイリッシュ。 電源容量も余裕があり、将来のカスタマイズにも対応できます。 性能はもちろん、見た目もこだわったPCです。 |
納期が早い! 最短翌日出荷! ![]() GALLERIA XA7R-R56T 参考価格: 279,980円 | CPU:Ryzen 7 7800X3D CPUクーラー:水冷 グラボ:RTX5060Ti チップセット:B650 SSD:1TB メモリ:DDR5 32GB 電源:750W GOLD 送料:3,300円 沖縄・離島は6,600円 公式サイトを見る | ゲームに強いCPU搭載。 Ryzen 7 7800X3Dはゲームに強いCPUです。 グラボ性能を最大限に引き出せます。 マイクラとXBOX Game Pass付き。 到着してすぐに遊びたい人におすすめです。 |
STORM EK-97X56Ti16
参考価格 269,800円+送料2,200円
- Ryzen 7 9700X
- 水冷CPUクーラー
- RTX 5060 Ti(16GB)
- DDR5 32GB
- NVMe SSD 1TB
STORMのPCは電源に余裕を持たせてあるので、将来のアップグレードにも十分対応可能。
PCケースはもちろん、大型化された画像表示機能付き簡易水冷CPUクーラーの美しさには驚きます!
性能にも見た目にもこだわった満足度が高いゲーミングPCです!
\お部屋がお洒落に!インテリアPC!/
ナノダイヤモンドグリスにアップグレード中
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