STORMのゲーミングPC「流界」の後継機「流界2」が発売されました。
今回はAMD Ryzen 7 9800X3DとRTX 5070 Tiを搭載したハイエンドモデルを実機レビューします。
各所でバージョンアップしたSTORMの「流界2」を画像付きで詳しく解説するので、購入の参考にしてください。
ナオさらに洗練されたデザインになった流界2!選択されるパーツのこだわりも解説しているので、ぜひチェックしてください!
流界2の特徴
流界2はパーツが白で統一され、曲面のガラスパネルと相まって、可愛くオシャレなデザインに仕上がっています。
そんなSTORM 流界2の特徴を詳しく紹介します。
曲面ガラスで可愛くオシャレなPCケース
流界2のケースは見た目の満足度がとても高く、特にインテリア性が魅力です。

角が丸くなっており、柔らかさとオシャレさが出ています。PCケース自体は流界から変更はありません。


透明度が非常に高い強化ガラスで、PC内部が鮮やかに見えます。

背面コネクタ配線でスタイリッシュ
MB(マザーボード)に接続される電源やファンなどのケーブルが、全て背面コネクタ配線になっているため、表面にケーブル類が見えません。

通常、表面の下部にUSBやスイッチの接続端子が見えますが、ここも背面配線でケーブルが見えません。さらに、MB基盤が見えないようにシルバーのカバーで隠す徹底ぶりです。

流界2は、裏配線マザーボードでケーブルを表に見せず、ケース内はスッキリ。

メモリやマザーボードをシルバーのプレートで極限まで隠すことで、スタイリッシュなゲーミングPCに仕上がっています。
曲面液晶付き簡易水冷CPUクーラー
流界2では、曲面液晶付きの簡易水冷CPUクーラーが採用されました。表示が非常にきれいで、見た目の満足度も高いです。

ウォーターブロック部分には6.8インチの有機EL液晶が搭載され、映像がとても鮮明です。
専用ソフトで表示テーマを切り替えたり、好みのアニメーションを設定したりと、カスタマイズも自由に楽しめます。
ナオ液晶は解像度が高く、とても綺麗ですよ!

専用ソフトには、時計や温度表示、CPUやGPU使用率が表示できるプリセットが入っています。流界2を机に置けば、ゲーム中でも時間の確認などは簡単にできますね。


動画ファイル(mp4、gifなど)も再生できるので、お気に入りの映像でカスタマイズすることが可能です。
ナオ自分好みにカスタマイズできるので、テンション上がります!
ラジエーターは冷却効果が高い360㎜(120㎜ファン×3)。CPUクーラーのファンは光りません。

ナオ360mmのラジエーターは冷却性能が高いです。ゲームはもちろん、動画編集やエンコードなど、CPUに負荷がかかるシーンでも安定した動作を実現します。
綺麗に光るPCライティング
ケースファンは合計4つ。全てRGBで光ります。

カラー変更だけでなく、レインボーやフェードなど、たくさんのパターンをボタンで切り替え可能です。

LEDライティングの色やパターン変更だけでなく、フレームだけ/羽だけを光らせることも可能。好みの組み合わせでカスタマイズできます。


光るパターンやライティングの種類は、本体に付いているLEDボタン(①、⑥)で切り替えできます。

- RGBモード切替ボタン(縁、中、全体の切り替え)
- USB-C 3.2 Gen 2
- USB 3.0
- USB 3.0
- ヘッドセット端子
- RGBカラー切替ボタン(光り方パターン)
- 電源ボタン
ライティングを消しておきたいときは、RGBカラー切替ボタンの長押しで、オフにできます。

ナオ個人的にはホワイトで光らせるのが綺麗だと感じました。
流界2のエアフロー
流界2は前から空気を取り込んで、後ろと天井側に空気が流れるエアフローで、内部に熱を溜めません。

前3つは吸気ファンで、大量の空気を吸い込みます。ティッシュを近づけるとしっかり吸着しています。

ナオ流界2はデザインだけでなく、冷却性能も高いPCケースになっています。
流界2と流界の違い
流界2と流界の主な違いは以下です。
| 項目 | 流界 | 流界2 |
|---|---|---|
| グラボの電源ケーブル | 手前に露出 | 内部に隠して視認不可 |
| メモリ | 露出 | 専用カバーで隠蔽 |
| CPUクーラー | 丸形液晶 240mm | 曲面液晶 360mm |
グラボの電源ケーブルまで内部配線に!
流界2からはグラボの電源ケーブルも内側に配線され、さらにケース内部がスッキリしました。
↓こちらは従来モデルのグラボです。電源ケーブルが手前側に見えていました。

↓流界2から電源ケーブルがグラボ内部に配線され、表に見えなくなりました

メモリも隠す徹底ぶり!
流界2からはメモリカバーが追加され、メモリが外から見えないようになりました。
↓流界はメモリ剥き出しで見えます

↓流界2はメモリをカバーで隠しています

流界2のメモリカバーはヒートシンクの役割を持っていて、裏面には放熱シートが貼ってあります。メモリカバーを付けることで機能性も向上しました。

CPUクーラーが曲面液晶にバージョンアップ!
流界2から、CPUクーラーが曲面液晶になりました。いままでより広い液晶画面でカスタマイズが楽しめます。
↓従来のCPUクーラーは丸形の液晶でした。この液晶も解像度が高く、とても綺麗ですよ!

↓流界2から曲面液晶にバージョンアップ!広い画面でカスタマイズの幅が広がります!

ナオ流界2はデザインのバージョンアップがすごいです!より美しい見た目に進化しましたね!
STORM 流界2の外観
流界2の側面から正面は強化ガラス。奥にある背面ファンまで見通せます。

左側から見たところ。透明度の高いガラスパネルで中が良く見えます。

フロントファンの吸気口は右側面に3つ設置。

背面はUSBやディスプレイとの接続端子が集まっています。

上面は排気のため、メッシュ状になっています。PCの上に物を置かないように気を付けましょう。

少し力が必要ですが、上方向に持ち上げると取り外せ、メッシュに付いたホコリの掃除ができます。

底面にも磁石で取り付けるフィルターが付いています。

底面にはファンが無いので、積極的に吸気・排気は行われませんが、空気の流動でホコリが溜まったときの掃除が楽に行えます。

右側面のパネルを外すと裏配線が現れます。STORMのゲーミングPCはとにかく配線が綺麗。将来、自作PCを作る時にも参考になるので、ぜひチェックしてください。

SSDを取り付けるプレートが付いていて、ここに2.5インチSSDの増設が可能です。

CPU用電源ケーブルがプレートの上を通っていますが隙間が作ってあり、ちゃんと取り外しができます。

電源ユニット前のスペースには、3.5インチHDDが設置できるブラケットがあります。電源前は広いスペースが確保されているので、増設作業も楽ですね。

見えない裏側の配線にも手を抜かないところが、STORMの高品質PCを作りだしているんだなと感じます。
ナオSTORMのPCを手にしたら、一度は裏側のパネルを外してみてほしいです。職人技が見れますよ!
\このモデルを詳しく見る!/
流界2は斜め置きがおすすめ
STORM 流界2は机の上に置いて、見ることも楽むゲーミングPCです。
流界2を机に置くときは、斜めに置くのがおすすめです。机の面積効率は良くないですが、流界2の曲面ガラスと、曲面液晶CPUクーラーが良く見えます。

流界2は縦置きでも270°曲面ガラスで中が良く見えます。

PC内部を広く見せるために、流界2を横向きに置くのも良いですね。

- 270°曲面ガラスパネルで、PCの中も綺麗に見える
- 曲面液晶付き水冷CPUクーラーの画像や動画を見ていられる
- ファンのRGBが美しく、見える場所に置きたい
- ゲーミング部屋を作るインテリアとしても最適
- 美しいPCがあると、高い満足感が得られる
- 電源やUSB端子が本体下部にあるので、机の上の方が使い勝手が良い
ナオ曲面液晶CPUクーラーと光るファンがとても綺麗でテンション上がります!ぜひ机の上に置いて眺めてください!
STORM 流界2のパーツに手抜き無し!
STORM 流界2に使われる主要パーツを紹介します。
| 流界2 パーツメーカー | |
|---|---|
| マザーボード | MSI |
| SSD、メモリ | Crucial |
| グラフィックボード | INNO3D |
| 電源 | CWT |
ナオSTORMのPCパーツは全て有名メーカーで、高品質にこだわっていることがわかります。
マザーボードはMSI
MSIのマザーボードが採用される理由の一つとして、品質がとても高いこと。
徹底された品質管理で不良率が低く、高品質で安定していることから、STORMのPCに採用されているそうです。

ナオ担当者さん曰く、他社メーカーも検討したけど、MSIが一番信頼性が高かったとのことでした。
SSDにCrucial

SSDにはメモリやストレージの大手メーカー、マイクロンのCrucial(クルーシャル)が採用されています。
無名メーカーのSSDなどを使ってコストダウンをするようなことはしていません。
ナオCrucialの製品も信頼性が高く、筆者も使用しています。今まで故障や不具合は起きたことがありません。
メモリもCrucial

メモリにもCrucialの製品が使われています。
今回お借りした流界2はDDR5-5600 16GB×2枚搭載。標準で32GB搭載されているので、十分な容量を持っています。
ナオ正規代理店だからこそ、Crucialの製品を潤沢に使えるんですね!
グラボはINNO 3D

INNO 3Dはグラボ大手のELSAと技術提携をしており、製造を一手に引き受けています。
INNO 3Dのグラボは国内の店舗販売であまり見かけませんが、品質の高さは間違いありません。
ナオ今でもELSAのグラボは信頼性が高い。特に研究開発分野から高い信頼を得ているね!
電源はCWT

Channel Well Technology(CWT)というメーカーの電源が使われています。
日本はあまり知られていないかもしれませんが、台湾にある電源ユニットの大手企業です。
ナオThermaltakeやCorsairの電源もCWT製だったりします。
STORMのゲーミングPCは基本的に850W(80PLUS GOLD)以上の電源が搭載されているとのこと。(STORM様確認済み)
どのPCもシステム消費電力に十分対応できる容量が設定されているので、公式サイトのカスタマイズ画面では電源が選べなくなっています。
ナオ電源容量に悩む必要がないように設定されているので初心者でも安心です。
STORMが高品質パーツを選ぶ理由
高品質とインテリア性が高いPCは、高い満足感が得られる。
そんなPCを作るために、STORMは見た目の良さと高品質なパーツを厳選しています。
STORMを運営している株式会社アイティーシーは、一流PCパーツメーカーのCrucial(クルーシャル)やINNO 3Dの国内正規代理店です。

STORMのPCは、無名メーカーのPCパーツでコストダウンをするような手抜きは一切ありません。
STORMのPCに使われるパーツは、すべて厳選されたメーカーの物ばかり。
とにかく安い、見た目だけカッコ良い、STORMはそんなPCを作りません。
性能はもちろん、パーツの信頼性や安定感にプラスして、見た目の可愛さ・カッコよさを追求しています。
STORMはパーツ選定に一切の妥協を許さないBTOメーカーです。
ナオSTORMのPCは、どのパーツを見ても手抜きが一切なく高品質です。
\公式サイトで仕様を確認する!/
STORM 流界2 レビュー機の仕様
今回、STORM様からお借りした流界2「RK2-98X3D57Ti」の仕様について紹介します。

| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 商品コード | RK2-98X3D57Ti |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア 16スレッド 4.7GHz/最大 5.2GHz |
| CPUクーラー | 曲面液晶簡易水冷 360mmラジエーター OLED(有機EL) |
| CPUグリス | ナノダイアモンドグリス |
| マザーボード | MSI PRO B840M-P EVO PZ |
| メモリ | Crucial DDR5-5600 32GB(16GBx2) 空きスロット 2 |
| グラボ | INNO3D GeForce RTX 5070 Ti 背面配線仕様 |
| SSD | Crucial NVMe SSD 1TB Gen4 Read:最大5,000MB/s Write:最大3,600MB/s |
| 入出力ポート | ■下部 LEDパターン変更 x 1 USB-C 3.2 Gen 2 USB 3.0 x 2 マイク・ヘッドホン端子 x 1 LEDカラー変更 x 1 POWER S.W x 1 ■背面 USB 10Gbps Type-A x2 USB 5Gbps Type-A x2 USB 2.0 x4 USB 10Gbps Type-C x1 2.5G LAN x 1 Audio Connectors Wi-Fi / Bluetooth DisplayPort 1.4 HDMI 2.1 |
| 電源 | 850W 80PLUS GOLD |
| ケース | 高さ502×幅238×奥行483 mm 前面RGBファン(吸気):3個 背面RGBファン(排気):1個 |
今回のレビュー機は、CPUにAMD Ryzen 7 9800X3Dを搭載したモデルです。
グラフィックボードはINNO 3DのRTX 5070 Tiで、WQHDや4Kゲームも快適にプレイ可能。重たいゲームはもちろん、クリエイティブ性能も高いハイエンドGPUを搭載しています。

M.2 SSDは全部で2つ搭載可能です。メインのSSD以外に、マザーボードの下部に1つ増設できるので、ゲームをたくさんインストールするなら増設しておくと良いでしょう。

本記事のレビュー機以外にも、CPUとGPUの組み合わせが異なるモデルがあります。詳細はSTORM公式サイトをご覧ください。

ナオ流界2は、マザーボードやCPU、メモリ、グラボなど、全てハイエンドパーツで構成されたゲーミングPCです!
付属品
流界2(Wi-Fi搭載モデル)にはアンテナが付属します。その他、電源コード以外で使う物はありません。

Wi-Fi通信をするときは、PCの背面にアンテナに接続します。

- ケーブル類
- ネジ類
- Wi-Fiアンテナ
- 電源コード
ナオレビュー機はWi-Fi搭載モデルなので、外部アンテナが付属していました。
STORM 流界2の実力は?基本性能を検証!
CPUやグラフィックボードの性能が気になる方のために、3DMARKやCinebench R23を使い、流界2の基本性能を検証しました。
3DMARKでベンチマーク
ベンチマークの定番「3DMARK」で流界2のグラボ性能をチェックしました。
比較対象はRTX 5070とRTX 5080です。
RTX 5070より約22.4%性能が高いです。
| 5070 | 5070Ti | 5080 | テスト内容 | |
|---|---|---|---|---|
| Speed Way | 5910 | 7464 | 9059 | DX12のテスト |
| Port Royal | 14419 | 18828 | 22479 | リアルタイム レイトレーシング |
| SteelNomad | 4978 | 6724 | 8183 | 高性能PC用 検証スコア |
| Time Spy | 20152 | 24049 | 27837 | フルHD DX12 |
| Time Spy Extreme | 9560 | 11825 | 13764 | 4K DX12 |
| Fire Strike | 43990 | 52309 | 56639 | FHD DX11 |
| Fire Strike Extreme | 27420 | 33438 | 38193 | WQHD DX11 |
| Fire Strike Ultra | 14635 | 18135 | 21279 | 4K DX11 |
| 総合 スコア | 141064 | 172772 | 197433 |
※5070と5080は個人PCで計測した値です
ナオRTX 5070 Tiは仕事でも活躍できる高性能です。
Cinebench R23でCPU性能をベンチマーク
Cinebench R23はCPU性能を計測するベンチマークです。
マルチスレッド、シングルスレッドを10分間のテストで計測しました。
グラフを見るとIntelのCPUに負けていますが、Ryzen 7 9800X3DはL3キャッシュに96MB搭載していることで、メインメモリへのアクセスが減り、ゲームの高速処理を実現する特徴があります。
- マルチコア性能:動画制作、3DCGなど、クリエイティブ作業への影響が大きい。
- シングルコア性能:ゲームの快適さへの影響が大きい。
STORM 流界2 RK2-98X3D57Tiのゲーミング性能
グラフィック設定は低設定やウルトラ設定など、ゲームによって軽い調整と重たい調整でベンチマークを取りました。
- 【軽量】エーペックスレジェンズ
- 【軽量】FORTNITE
- 【中量】Call of Duty : Black Ops 6
- 【中量】FF14 黄金のレガシー
- 【重量】サイバーパンク2077
- 【重量】モンスターハンターワイルズ
【軽量】エーペックスレジェンズ
FPSゲームの中では処理負荷が低めのApex。低設定でトリオをプレイしてみました。

Apex
| 低 | |
|---|---|
| FHD | 300 fps (236) |
| WQHD | 300 fps (242) |
| 4K | 299 fps (232) |
さすがに9800X3DとRTX 5070 Tiが搭載されたPCだと、高フレームレートが出せますね。
4Kでも平均299fps。どの解像度でもほぼ300fpsに張り付いた状態でプレイできました。
【軽量】FORTNITE
フォートナイトはDirectX12の最低設定で計測しました。
実際にゲームプレイをして平均フレームレートを計測しています。

FORTNITE
| 低設定 | FHD |
|---|---|
| FHD | 470 fps (299) |
| WQHD | 463 fps (254) |
| 4K | 310 fps (177) |
FHD~4Kの全ての解像度で、平均200fps以上のプレイが可能です。
ここまで高フレームレートが出るなら、どの解像度でも快適にプレイ可能ですね。
最低設定がおすすめな理由
(クリックで開く)
FORTNITEのグラフィック設定は低設定がおすすめです。
設定を低くすることで高いフレームレートが出せ、さらに視認性が上がります。
設定を高くすると草木がリアルになりますが、敵が見えにくくなってしまいます。

プロのeスポーツプレイヤーは低設定かパフォーマンスモードでプレイされています。
画面のリアルさよりも、敵の見やすさやフレームレートを優先した低設定でプレイしましょう。
【中量】鳴潮
鳴潮はオープンワールド系ですが、それほど重たくありません。ウルトラ設定+レイトレーシングで計測しました。

| グラフィック設定 | |
|---|---|
| グラフィックのプリセット | ウルトラ |
| DLSS | オン |
| レイトレーシング | 高 |
Cod:BO6 最低設定
| 低 | |
|---|---|
| FHD | 120 fps (66) |
| WQHD | 118 fps (61) |
| 4K | 115 fps (60) |
FHD~4Kまで平均115fps以上でプレイできました。
ウルトラ画質とレイトレーシングでここまでフレームレートが出ていれば、かなり快適にプレイできます。
ナオ鳴潮は高画質でプレイしたいですね!流界2なら高フレームレートで快適にプレイできました!
【中量】FF14 黄金のレガシー
FF14は処理が軽めのMMOゲームです。専用ベンチマークソフトで計測しました。

FF14
※15000以上で非常に快適
| 標準品質 | 最高品質 | |
|---|---|---|
| FHD | 非常に快適 47739 (318fps) | 非常に快適 36487 (246fps) |
| WQHD | 非常に快適 38932 (254fps) | 非常に快適 26137 (179fps) |
| 4K | 非常に快適 19674 (132fps) | とても快適 13346 (93fps) |
Core Ultra7 265FとRTX 5070 Tiの組み合わせでは、4Kの最高設定以外、非常に快適の判定になりました。
最高設定にしても、FHDで240fps以上、WQHDで170fps以上。4Kでも90fps以上でプレイ可能です。
ナオここまでスコアが高いなら、どの解像度でも快適にプレイできますね!
【重量】サイバーパンク2077
PCゲームの中では重量級のサイバーパンク2077(Ver2.21)。ゲームに実装されているベンチマークで計測しました。

サイバーパンク2077
| 高 | レイトレ ウルトラ | |
|---|---|---|
| FHD | 239 fps (183) | 127 fps (111) |
| WQHD | 200 fps (162) | 104 fps (93) |
| 4K | 115 fps (101) | 73 fps (65) |
サイバーパンク2077は、レイトレウルトラにしてもFHDで127fps。4Kでも平均70fps以上出せ、快適にプレイできます。
ナオフレーム生成を使わなくても高フレームレートが出せているのはすごいですね!
DLSS4とMFGでfpsを上げる!
サイバーパンク2077はDLSS4とMFG(マルチフレーム生成)が使えるため、さらに快適さを上げることができます。
4K ウルトラ設定でプレイすると、処理が重たいシーンでも65fps前後出ていますが、マルチフレーム生成を使うと180fps前後までフレームレートを引き上げられます。

ナオFGオンにするとフレームレートがさらに上がります。限界までフレームレートを出したいときに使ってみましょう!
【重量】モンスターハンターワイルズ
ラギアクルス討伐を行い、ゲーム中の平均フレームレートを計測しています。

モンスターハンターワイルズ
| 中 | ウルトラ | |
|---|---|---|
| FHD | 173fps (73) | 142 fps (57) |
| WQHD | 153 fps (64) | 127 fps (51) |
| 4K | 124 fps (52) | 93 fps (40) |
4Kでも90fps前後でプレイでき、カクツキなども感じません。
重たいモンハンワイルズですが、ウルトラ設定でも快適にプレイできました!
\流界2の最新価格をチェックする!/
YouTubeライブ配信のパフォーマンス
NEXTGEARのみで、OBSを使ってApexの配信テスト+同時録画をしました。
- 配信・録画ソフト:OBS
- ゲーム解像度:FHD
- 配信解像度:FHD
- グラフィック設定:低
- エンコーダ:AV1
- ビットレート:15,000kbps
- ゲームモード:トリオ
- 平均fps:299 fps
- 最低fps:299 fps
- 1%LOW:230 fps
配信と録画の同時進行ですが、全体を通してほぼ300fps張り付き状態でプレイできました。

299fpsより下がることが無く、カクツキや遅延を感じることもありません。

このプレイは、最終的に平均299fpsで終了。ゲーム中、とても快適に配信できました!

ナオ配信+録画でも平均299fpsで、とても適です!
STORM 流界2 RK2-98X3D57Tiのクリエイティブ性能
以下の3つの項目で流界2 RK2-98X3D57Tiのクリエイティブ性能を計測しました。
- 動画エンコード速度
- 画像生成AI
- 3DCGレンダリング
動画エンコード速度

DaVinci Resolveで30分の4K動画をAV1(品質重視)でエンコードし、その時間を計測した結果がこちらです。
RTX 5070 TiはNVENCが2基搭載されているため、AV1エンコードをかけるとデュアルエンコードで処理します。そのため、エンコーダーが1基のRTX 5070以下より大幅にエンコード時間が短縮されます。

RTX 5070 Ti搭載の流界2は、個人製作はもちろん、動画を扱うクリエイターにも貴重な時間短縮になることは間違いありません。
ナオ動画編集を仕事にしている方などは、RTX 50系で時間短縮ができそうですね。
画像生成AI Stable Diffusionの速度計測

AI画像生成のStable Diffusion(ReFORGE版)で、画像生成時間を計測してみました。
グラフのバーが短いほど、画像生成速度が速いです。
1024×1536サイズぐらいまでは数秒の違いですが、それ以上になると極端な時間差ができてきます。
AI画像生成に必要なVRAMを16GB積んだRTX 5070 Tiは、AI学習でもVRAM容量の効果が発揮できるのでおすすめです。
3DCGレンダリング速度を計測 とても速い!
Blenderで実際にシーンをレンダリングし、レンダリングにかかった時間をチェックします。

- レンダリング解像度:4K
- レンダラー:Cycles
- サンプルファイル:Blender 2.83 LTS
RTX 5070 Tiは約94秒で、RTX 5070より21秒速くレンダリングを終えました。
3DCGのレンダリングはCUDAコアを使ってレンダリングを速めることができるため、RTX系GPUが得意な処理と言えます。
RTX 5070 Tiは複雑なシーンのモデリングやパーティクルを使ったエフェクトなど、重たい処理が楽々こなせます。
ナオゲームだけでなくクリエイティブにも強いゲーミングPCですね!
静音性チェック 流界2は音が大きめ
流界2の前にスマホを置き、騒音計測アプリで計測しました。

流界2の音は、最近のゲーミングPCの中では大き目です。

- デスクトップ中:43dB前後でファンの音は大き目
- YouTube視聴中:43dB前後でデスクトップと変わらず
- サイバーパンク中:44dB前後。こちらもデスクトップ中と違いは感じません
40dBを超えると音が大きく感じてきます。ヘッドホンを使うと騒音は気になりませんが、周囲に人がいる場合は注意してください。
ゲーム中など負荷が高まるとファンの騒音は大きくなりがちですが、どのシーンでも体感は変わりませんでした。
BIOSの設定を見たところ、CPUクーラーのファンは温度によって回転数が上がる設定ですが、だいたい1500rpmぐらいで回っている様子。PCケースファンは60%固定で運転しているようです。


グラボに負荷がかからないときはGPUファンは停止していて、ゲームを開始すると回転します。ゲーム中でも騒音の大きさが変わらないということは、グラボのファンの音は静かと言うことですね。


ナオ少し音が大き目なので、周囲には気を付けた方が良いかもしれません。
消費電力と電気代目安
デスクトップ中、YouTube視聴中、動画エンコード中、ゲーム中の消費電力を計測し、1時間当たりの電気代の目安を算出しました。

- デスクトップ中 103W:約3.2円
- YouTube視聴中 117W:約3.6円
- サイバーパンク中 413W:約12.8円
- 電気代目安計算:消費電力×1時間×1kWh 単価 31円計算
- 電力会社や契約内容によって単価が変わるため、目安としてご覧ください
グラボの消費電力が大きいため、ゲームプレイでは1時間で約13円の電気代がかかります。
PCを使うと毎月の電気代にも影響が出るので、少し気にかけておきましょう。
ナオハイエンドPCは消費電力が高めです。電気代が気になる方は、エコチェッカーなどで計測してみるとよいでしょう。
STORM 流界2のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 曲面ガラスで可愛くもオシャレなデザイン 裏配線でPC内部がとても綺麗 性能とデザインが良く、満足度が高い 高解像度の曲面液晶付きCPUクーラーが自分好みにカスタムできる 配信しながらゲームプレイも快適 クリエイティブ作業にも強い 大容量電源で、アップグレードや増設にもしっかり対応 | 価格が高め 机の上に置かないと、スイッチやUSBが使いにくいため、広めの机が必要 ファンの音が大き目で、スピーカーで音を聞いていると気になる |
STORM 流界2は、PCケースやCPUクーラーに曲面を取り入れており、可愛くもオシャレなデザインになっています。
さらに、裏配線マザーボードでPC内部はスッキリし、スタイリッシュに仕上がっています。
PC性能は高く、ゲームやクリエイティブ作業にしっかり使えるスペック。
ファンの音は少し気になりますが、冷却性能は高いので音の大きさは仕様として考えましょう。
STORM 流界2は、高性能とインテリア性が両立された満足度が高いPCです。
高性能でインテリア性が高いゲーミングPCがほしい方は、ぜひチェックしてください。
ナオ流界2は性能とデザイン性が両立したゲーミングPCです。満足度は高くなるのでおすすめです!
流界2はどんな人に向いている?
流界2は見た目の美しさと冷却性能を重視したモデルで、快適に動作させたい人に向いています。
ただし静音性は控えめで常に40dBを超えるため、その点も含めて判断するのがおすすめです。
流界2が特に向いている人
- 見た目の美しさを最優先する人
→ 白系パーツ、背面コネクタ、ガラスケースで魅せるPCが組める。 - LED演出を楽しみたい人
→ ファンの光り方を細かく調整でき、見栄えの自由度が高い。 - 高い冷却性能を求める人
→ ファンが多いぶん温度はしっかり下がるので、長時間ゲームや配信に安心。 - PCの動作音が多少あっても気にしない人
→ 作業BGMやゲーム音があれば、ファン音がほとんど気にならないタイプ。
流界2が不向きな人
- とにかく静かなPCがほしい人
- 深夜・静かな部屋で使う時間が長い人
- ファン音に敏感な人




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