NVIDIA Geforce RTX 5060(8GB)を購入し、ベンチマーク計測をしました。
RTX 5060のゲーム性能やクリエイティブ性能が、RTX 4060からどれぐらい進化しているのかをまとめています。
また、RTX 4060 Tiとの比較もしているのでチェックしてください。
この記事を読めばRTX 5060の性能がわかり、グラボやゲーミングPCの購入がスムーズに行えます。
記事の最後に、RTX 5060搭載PCやグラボの検索リンクがあります。そちらも活用してください。

グラボの性能や価格情報もまとめていますよ!
\ミドルクラスのゲーミングPC!/
ミドルハイクラスのGPU、RTX 5070の性能をベンチマークした記事も参考にしてください(別タブで開きます)

RTX 5060の仕様

RTX 5060 | RTX 4060 | RTX 5060 Ti | RTX 4060 Ti | |
---|---|---|---|---|
GPUコア | GB206 | AD106 | GB206 | AD106 |
CUDAコア数 | 3840 | 3072 | 4608 | 4352 |
ブースト クロック | 2.50 GHz | 2.46 GHz | 2.57 GHz | 2.54 GHz |
ベース クロック | 2.28 GHz | 1.83 GHz | 2.41 GHz | 2.31 GHz |
VRAM | 8GB GDDR7 | 8GB GDDR6 | 8GB/16GB GDDR7 | 8GB/16GB GDDR6 |
メモリ スピード | 28Gbps | 17Gbps | 28Gbps | 18Gbps |
メモリバス幅 | 128-bit | 128-bit | 128-bit | 128-bit |
メモリ帯域幅 | 448 GB/s | 288 GB/s | 448 GB/s | 288 GB/s |
L2キャッシュ | 24MB | 24MB | 32MB | 32MB |
DLSS | DLSS 4 | DLSS 3 | DLSS 4 | DLSS 3 |
NVENC | 第9世代×1 | 第8世代×1 | 第9世代×1 | 第8世代×1 |
バス | PCIe 5.0 x8 | PCIe4.0 x8 | PCIe 5.0 x8 | PCIe4.0 x8 |
ポート | HDMI 2.1b x1 DP 2.1b x3 | HDMI 2.1a x1 DP 1.4a x3 | HDMI 2.1b x1 DP 2.1b x3 | HDMI 2.1a x1 DP 1.4a x3 |
最大消費電力 | 145W | 115W | 180W | 160W 165W |
システム 電源容量 | 550W | 550W | 600W | 550W |
補助電源 コネクタ | 8-pin X1 または300W以上の PCIe Gen5 | 8-pin X1 または300W以上の PCIe Gen5 | 8-pin X1 または300W以上の PCIe Gen5 | 8-pin X1 または300W以上の PCIe Gen5 |
発売日 | 2025年5月20日 | 2023年6月28日 | 2025年4月15日 | 2023年5月24日 |
※DP:DisplayPort
- CUDAコア数:3072→3840で768増加(25%増)
- VRAM:GDDR6X→GDDR7(バージョンアップ)
- メモリ帯域幅:288 GB/s→448 GB/sに増加(約55%増)
- DLSS:DLSS 3→DLSS 4(バージョンアップ)
- FG→MFG(バージョンアップ)
※FG:フレーム生成、MFG:マルチフレーム生成
RTX 5060はRTX 4060より約30%性能が高いGPUです。RTX 4060 Tiと比べても約8%性能が高いGPUになっています。
新しく開発されたBlackwell アーキテクチャが採用され、VRAMもGDDR7にバージョンアップされました。
CUDAコア数が3072→3840に768増加したことで、全体的な処理速度が向上しています。
RTX 5060の消費電力は145WでRTX 4060の115Wより30Wも増加しています。消費電力は増加していますが、システム電源要件はRTX 4060と同じく550Wで変わりません。
CUDAコア数の増加とVRAM強化により、高グラフィックや高解像度でもフレームレートの上昇が期待できます。
また、DLSS 4へバージョンアップし、フレーム生成(FG)がマルチフレーム生成(MFG)対応になりました。RTX 40系に比べ、より高いフレームレートが出せる仕組みが実装されています。

RTX 5060とRTX 4060はどれぐらい性能が違うのか?結果は後ほど紹介するベンチマークをご覧ください!
RTX 5060の特徴
- FHD(1920×1080)がメインターゲット
- RTX 4060 Tiと同等のゲーム性能
- 中~高グラフィック向け
- レイトレーシングなどの最高グラフィックには不向き
- AI画像生成、動画編集などのクリエイティブ入門向き
- DLSS4とマルチフレーム生成(MFG)が利用可能
RTX 5060のターゲットはFHD
RTX 5060はFHD(1920×1080)をメインターゲットとしたGPUです。

FHDでも、レイトレーシングなどの重たい処理を使うとフレームレートの低下が目立ちます。
重たい処理が苦手なのはRTX 4060当時からで、あくまでFHDがターゲットのGPUであることは変わっていません。
DLSS4とマルチフレーム生成で高フレームレートプレイが可能!
RTX 5060はDLSS 4+MFG(マルチフレーム生成)を搭載。ゲーム側が対応していれば大幅にフレームレートを引き上げ、スムーズにゲームプレイができる環境が作れます。


通常のFGでも70fps前後出ていて快適ですが、MFGを使えば200fpsも実現可能です!
DLSSの説明は、ここをクリック
DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAが開発したAIベースのレンダリング技術です。この技術は、低解像度の画像をAIを使って高解像度に変換し、GPUの負荷を下げることでゲームのフレームレートを向上させる技術です。
DLSSのメリット
- 高解像度の映像を実現:低解像度でレンダリングした映像をAIが補完し、高解像度の映像を実現します。これにより、より美しいグラフィックを楽しむことができます。
- フレームレートの向上:低解像度でレンダリングするため、GPUへの負荷が軽減され、フレームレートが向上します。これにより、よりスムーズなゲームプレイが可能です。
- パフォーマンスの最適化:AIがリアルタイムで映像を補完するため、常に最適なパフォーマンスが発揮されます。
DLSSは、特に高解像度でのゲームプレイやリアルタイムレイトレーシングを行う際に効果を発揮し、より高品質な映像と快適なゲーム体験を提供します。
MFGの説明は、ここをクリック
フレーム生成(FG)はAIを活用して、実際にレンダリングされるフレームの間に新しいフレームを生成することで、フレームレートを向上させます。
RTX 50シリーズからマルチフレーム生成(MFG)が搭載され、いままでのFGより多くのフレーム生成が可能になりました。
これにより、最新のゲームでも高品質な映像と滑らかなフレームレートでプレイすることができ、ゲーミング体験がさらに向上します。
FGのメリット
- フレームレートの大幅な向上:実際にレンダリングするフレームの数を増やすことなく、AIが中間フレームを生成することで、フレームレートを劇的に向上させます。これにより、より滑らかなゲームプレイが実現します。
- 遅延の低減:フレームジェネレーションは、低遅延でフレームを生成するため、リアルタイム性が重要なゲームでも高いパフォーマンスを発揮します。
- ゲーム体験の向上:フレームジェネレーションを活用することで、視覚的な体験が向上し、特に動きの速いシーンやアクションが多いゲームで効果が顕著です。
FGのデメリット
- 元のフレームレートが重要:元のフレームレートがあまりにも低い(20fpsなど)場合、FGを使ってもゲーム自体が重たいままのことがあります。FGは10~20fpsを60fpsに上げる機能ではなく、60fpsのゲームを100fpsにする機能と考えてください。
- 画像が崩れることがある:フレーム生成はAI画像生成による補完技術です。そのため、ゲームのシーンによっては不正な画像を生成してしまうことがあり、画像のブレや表示崩れが起こることがあります。そのため、FPSシューター系などのゲームで使うのはおすすめできません。
RTX 5060はどんな人向け?
- FHDモニターを使う人
- 最高グラフィック・高フレームレートにこだわらない人
- ある程度快適にゲームが動けば楽しめる人
- AI画像生成をしたい人
- 動画編集や3DCGをしている個人ユーザー
RTX 5060は、FHD環境で最高グラフィックにこだわらなければ、十分快適にゲームプレイができるGPUです。
特にFPSやウェブ系ゲームのような処理が重たくないゲームなら高フレームレートが出せます。
趣味レベルのクリエイティブ作業も問題なくこなせる性能をもっており、ゲームとクリエイティブ両方の性能がほしいユーザーにおすすめできます。
RTX 5060は、最高グラフィックで高フレームレートが出ないと許せない人には向いていないGPUです。
そう言った要望がある人は、RTX 5070 Tiなど上位のGPUを選択すると良いでしょう。

ベンチマークで使うRTX 5060
今回使用するグラボは、Palit GeForce RTX 5060 Dual 。2連ファン搭載の標準モデルです。

厚さは40.1mmで、2スロットサイズになっています。

ライティングはロゴの下にある1本のラインのみ。シンプルですが、一応光ります。

出力はHDMI(2.1b)が1つとDisplayPort(2.1b)が3つ。RTX50系から出力のバージョンが上がりました。

バックプレートはプラスチック製ですが、ヘアラインが入っていて高級感を出しています。

電源コネクタは8ピンPCIe1つ。

本体重量は約644gなので、VGAサポートは無くても大丈夫そうです。


デュアルファンの標準的なグラボですね。
RTX 5060の価格情報
NVIDIAはRTX 5060の価格を55,800円からとしていますが、販売開始直後からこの価格を割っています。

RTX 5060 (8GB)の実売価格をまとめると、このようになりました。
RTX 5060 | RTX 4060 | RTX 4060 Ti | |
---|---|---|---|
最安値 | 52,980円 | 43,980円 | 55,800円 |
平均価格 | 59,583円 | 51,441円 | 66,221円 |
最安値で比較すると、RTX 4060よりRTX 5060の方が約1万円高くなります。
RTX 4060 Tiの最安値を比べると2,800円ほど安くなっており、VRAMバージョンアップやMFGの搭載を考えるとミドル帯のグラボとしては妥当と言える価格です。

RTX 5060この後に紹介するベンチマークを見ると、RTX 4060 Tiより性能は若干高いです。そう考えると、現状の価格は妥当なところと言えそうです。
3DMarkで性能チェック

ベンチマークの定番「3DMARK」でRTX 5060の性能をチェックしました。
RTX 5060はRTX 4060より約30%性能が高い結果です。
また、RTX 4060 Tiと比べても、約8%性能が高くなっています。
5060 | 4060 | 5060 Ti 16GB版 | 4060 Ti | テスト内容 | |
---|---|---|---|---|---|
Speed Way | 3424 | 2629 | 4119 | 3158 | DX12のテスト |
Port Royal | 8462 | 6032 | 10318 | 7910 | リアルタイム レイトレーシング |
SteelNomad | 3113 | 2288 | 3620 | 2891 | 高性能PC用 検証スコア |
Time Spy | 13291 | 10764 | 15301 | 12927 | フルHD DX12 |
Time Spy Extreme | 6151 | 5021 | 7038 | 5937 | 4K DX12 |
Fire Strike | 33080 | 26098 | 36732 | 30702 | FHD DX11 |
Fire Strike Extreme | 17195 | 12663 | 19845 | 15211 | WQHD DX11 |
Fire Strike Ultra | 8470 | 6029 | 9818 | 7499 | 4K DX11 |
スコア | 総合93186 | 71524 | 106791 | 86235 |

RTX 5060の基本性能はRTX 4060 Tiを超えています。しっかり進化していますね。
RTX 5060のゲーム性能ベンチマーク
ベンチマークを計測したPC環境はこちら。
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
GPU | RTX 4060(8GB) RTX 5060(8GB) RTX 4060 Ti(8GB) RTX 5060 Ti(16GB) |
マザーボード | ASRock B650 Pro RS |
メモリ | CORSAIR DDR5-6000MHz 32GB ※4800MHzで駆動 |
SSD | 1TB Gen4 |
CPUクーラー | DeepCool AK620 |
電源 | 1000W |
グラフィック設定は低設定やウルトラ設定など、ゲームによって軽い調整と重たい調整でベンチマークを取りました。
- 【軽量】エーペックスレジェンズ
- 【軽量】FORTNITE
- 【中量】Call of Duty : Black Ops 6
- 【中量】FF14 黄金のレガシー
- 【重量】サイバーパンク2077
- 【重量】モンスターハンターワイルズ
【軽量】エーペックスレジェンズ

FPSゲームの中では処理負荷が低めのApex。公平なベンチマークを取るために、訓練場で、走る・撃つ・テルミット使用・ウルト使用を一連動作として計測しました。

Apex FHD
FHD | 低 | 高 |
---|---|---|
4060 | 276 fps (102) | 191 fps (77) |
5060 | (116) | 285 fps(89) | 236 fps
4060 Ti | 289 fps (126) | 234 fps (94) |
5060 Ti | 293 fps (151) | 266 fps (113) |
Apex WQHD
WQHD | 低 | 高 |
---|---|---|
4060 | 220 fps (59) | 140 fps (47) |
5060 | (67) | 255 fps(57) | 174 fps
4060 Ti | 258 fps (73) | 171 fps (59) |
5060 Ti | 271 fps (78) | 199 fps (65) |
Apex 4K
4K | 低 | 高 |
---|---|---|
4060 | 117 fps (27) | 79 fps (26) |
5060 | (33) | 146 fps(28) | 100 fps
4060 Ti | 143 fps (40) | 96 fps (30) |
5060 Ti | 175 fps (34) | 119 fps (33) |
FHD 低設定で平均285fps。WQHDでも平均255fpsでプレイ可能です。
結果を見ると、全ての解像度でRTX 4060を上回り、RTX 4060 Tiと同等のフレームレートが出ています。

結果を見る限り、RTX 4060 Tiと同じと言っていいですね。
実際にゲームプレイをしたところ、平均298fpsでプレイできました。プレイ中はカクツキなどを感じることはなく、非常に快適にプレイができました。

FHDではグラボ性能を気にせず遊べ、モニター性能も活かしたゲームプレイが可能です。
【軽量】FORTNITE

フォートナイト(チャプター6)はDirectX12の最低設定で計測しました。
実際にゲームプレイをして平均フレームレートを計測しています。

FORTNITE 低設定
低設定 | FHD | WQHD | 4K |
---|---|---|---|
4060 | 334 fps (169) | 248 fps (136) | 139 fps (93) |
5060 | (168) | 356 fps(159) | 304 fps(88) | 159 fps
4060 Ti | 355 fps (161) | 304 fps (178) | 175 fps (126) |
5060 Ti | 380 fps (176) | 371 fps (165) | 206 fps (129) |
今回の計測では、FHDとWQHDで平均300fps以上で、とても高いフレームレートになりました。
低設定であれば4Kでも十分プレイ可能な結果です。
今回の結果から、どの解像度でも200fps以上出ることがわかります。
低設定がおすすめな理由
FORTNITEのグラフィック設定は低設定がおすすめです。
設定を低くすることで高いフレームレートが出せ、さらに視認性が上がります。
設定を高くすると草木がリアルになりますが、敵が見えにくくなってしまいます。

プロのeスポーツプレイヤーは低設定かパフォーマンスモードでプレイされています。
画面のリアルさよりも、敵の見やすさやフレームレートを優先した低設定でプレイしましょう。
【中量】Call of Duty : Black Ops 6

Cod:BO6はFPSの中では少し重めのゲームです。ゲーム中に実装されているベンチマークで計測しました。
グラフィック設定 | |
---|---|
グラフィックのプリセット | 最低 |
レンダリング解像度 | 100 |
アップスケーリング /シャープニング | FIDELITYFX CAS 強度:100 |
視野角 | 100 |

Cod 最低設定
最低設定 | FHD | WQHD | 4K |
---|---|---|---|
4060 | 177 fps (128) | 121 fps (87) | 67 fps (47) |
5060 | (144) | 200 fps(105) | 147 fps(63) | 89 fps
4060 Ti | 213 fps (153) | 150 fps (109) | 80 fps (58) |
5060 Ti | 237 fps (172) | 178 fps (129) | 105 fps (75) |
RTX 5060はFHDで200fps、WQHDでも平均147fpsで遊べます。
FHDなら144fps張り付きが可能です。
実際にゲームをプレイすると、ベンチマークより高い平均237fpsでプレイできました。


FHDなら高リフレッシュレートモニターの性能も十分引き出せますね!
【中量】FF14 黄金のレガシー

FF14は処理が軽めのMMOゲームです。専用ベンチマークソフトで計測しました。

FF14 FHD
FHD | 標準品質 | 最高品質 |
---|---|---|
4060 | 非常に快適 27883 (189) | 非常に快適 16780 (121) |
5060 | 31473 (210) | 非常に快適非常に快適 20565 (144) |
4060 Ti | 非常に快適 31075 (211) | 非常に快適 19987 (141) |
5060 Ti | 非常に快適 33585 (226) | 非常に快適 22679 (158) |
FF14 WQHD
WQHD | 標準品質 | 最高品質 |
---|---|---|
4060 | 非常に快適 16704 (116) | とても快適 11487 (81) |
5060 | 非常に快適 20077 (136) | とても快適 13079 (93) |
4060 Ti | 非常に快適 19420 (134) | とても快適 12449 (89) |
5060 Ti | 非常に快適 22592 (152) | とても快適 14652 (104) |
FF14 4K
WQHD | 標準品質 | 最高品質 |
---|---|---|
4060 | 快適 10391 (69) | 快適 9795 (65) |
5060 | 10614 (72) | 快適快適 10357 (68) |
4060 Ti | 快適 10583 (71) | 快適 10366 (68) |
5060 Ti | とても快適 11147 (77) | 快適 10472 (70) |
RTX 5060はWQHD 標準品質まで「非常に快適」となりました。
FHDなら最高品質にしても平均140fps前後で快適なプレイが実現できます。

ここまでスコアが高いなら、どの解像度でも快適にプレイできますね!
【重量】サイバーパンク2077

PCゲームの中では重量級のサイバーパンク2077(Ver2.21)。ゲームに実装されているベンチマークで計測しました。

サイバーパンク2077 FHD
FHD | 高 | レイトレ ウルトラ |
---|---|---|
4060 | 130 fps (107) | 63 fps (55) |
5060 | 145 (116) | fps67 (53) | fps
4060 Ti | 155 fps (126) | 76 fps (67) |
5060 Ti | 175 fps (142) | 86 fps (76) |
サイバーパンク2077 WQHD
WQHD | 高 | レイトレ ウルトラ |
---|---|---|
4060 | 82 fps (71) | 43 fps (34) |
5060 | 105 (87) | fps56 fps (49) |
4060 Ti | 102 fps (87) | 57 fps (50) |
5060 Ti | 125 fps (105) | 67 fps (60) |
サイバーパンク2077 4K
WQHD | 高 | レイトレ ウルトラ |
---|---|---|
4060 | 40 fps (36) | 27 fps (23) |
5060 | 55 (49) | fps35 (31) | fps
4060 Ti | 50 fps (45) | 32 fps (26) |
5060 Ti | 68 fps (60) | 43 fps (39) |
サイバーパンクは重たいゲームで、特にレイトレーシングを使うと激重になります。
レイトレーシングを使わない高設定ならFHDで140fps以上のプレイが可能。WQHDでも平均100fps以上で快適なゲームプレイができます。
FHDでRTX 4060 Tiに10fpsほど負けていますが、WQHD以上ではほぼ同じフレームレートになっています。
VRAMがGDDR7にバージョンアップしたことによる恩恵が出ているものと考えられます。

FHDでは4060 Tiに若干負けるものの、性能的には4060から十分グレードアップしていると言えます。
DLSS4とMFGでfpsを上げる!
サイバーパンク2077はDLSS4とMFG(マルチフレーム生成)が使えるため、さらに快適さを上げることができます。
※レイトレ・ウルトラ設定は重たすぎるため、レイトレ・中設定で計測しています

FHD レイトレ・中設定で70fps前後出ていますが、マルチフレーム生成を使うと200fpsを超えるほど高いフレームレートが実現できます。

FGオンにするとフレームレートがさらに上がります。限界までフレームレートを出したいときに使ってみましょう!
【重量】モンスターハンターワイルズ

製品版でアルシュベルド討伐を行い、ゲーム中の平均フレームレートを計測しています。

- DLSSとフレーム生成をオンにしたベンチマーク計測結果です。
- 高設定以上はVRAM不足になるため、中設定のみ計測しています。
モンスターハンターワイルズ 中設定
中設定 | FHD | WQHD | 4K |
---|---|---|---|
4060 | 80 fps (53) | 68 fps (48) | 56 fps (49) |
5060 | (54) | 95 fps(56) | 87 fps(36) | 59 fps
4060 Ti | 89 fps (54) | 76 fps (50) | 61 fps (43) |
5060 Ti | 104 fps (57) | 89 fps (51) | 60 fps (43) |
RTX 5060はFHDの中設定で平均95fpsになり、快適にプレイできます。
RTX 4060 Tiと同等のフレームレートが出ている点にも注目です。
RTX 5060はVRAMが8GBのため、高設定以上にするとVRAM不足警告が表示されます。

モンスターハンターワイルズはとても重たいゲームで、VRAMを大量に消費します。FHDであったとしても高画質を求めるならRTX 5060 Ti(16GB版)やRTX 5070がおすすめです。

VRAM消費量が多いです。グラフィック設定を高くするにはVRAM12GB以上ないと厳しいです・・・
\高性能ゲーミングPC!/
RTX 5060でYouTubeライブ配信テスト
Ryzen 7 7800X3DとRTX 5060搭載のPC1台でYouTubeライブ配信と録画を同時に行いました。
Apexのチームデスマッチをプレイしています。
- 配信:OBS
- 解像度:FHD
- ビットレート:15000 bps
- 映像エンコーダ:NVIDIA NVENC AV1
- Apexの設定:低
- 配信と録画を同時に行う
FHD・低設定でライブ配信をした結果
- 平均fps:298fps
- 最高fps:300fps
- 最低fps:264fps
普通に走っているときで298fps前後。フレームレートはほとんど落ちません。

バトル中、最低フレームレートは264fpsでした。
※CPU性能によってフレームレートに違いが出ます。必ずしも最低が260fpsとは限りません

処理が重めのハンティングビースト中でも290fps以上でプレイ可能。

バトルを通して平均290fps以上でした。配信をしながらでも快適にプレイ可能です。


配信中でも高フレームレートが出せました。これならバトルに集中できますね!
\ライブ配信も楽々/
RTX 5060 Tiのクリエイティブ性能をベンチマーク
RTX 5060 Tiのクリエイティブ性能を計測しました。
AV1による動画エンコードやCUDA性能をフルに使うStable Diffuisonなど、RTX 50系のクリエイティブ性能をご覧ください。
動画エンコード速度

DaVinci Resolveで30分の4K動画をAV1でエンコードし、その時間を計測した結果がこちらです。
RTX 5060はRTX 4060 Tiより早いエンコードができることから、NVENCのバージョンアップが効いていることがわかります。
個人製作レベルであれば十分なエンコード速度が出せています。

動画編集を仕事にしている方などは、RTX 50系で時間短縮ができそうですね。
\クリエイティブ系にも強い!/
Stable Diffusionの速度計測

AI画像生成のStable Diffusionで、画像生成時間を計測してみました。
グラフのバーが短いほど、画像生成速度が速いです。
Stable Diffusion(Forge版)ではRTX 50系全般の生成時間が遅くなりました。
AUTOMATIC1111版ではRTX 50系の方が生成速度は速いです。
今後、Forge版でも速度アップすることを期待しています。
- version: f1.7.0-v1.10.1RC-latest-2163-g9367f970
- python: 3.10.6
- torch: 2.7.0.dev20250310+cu128
- xformers: N/A
- gradio: 3.41.2
- checkpoint: c39257ca5d

今回のテストでは、RTX 5060は遅い結果となりました。今後のバージョンアップで速度アップされることを願います。
Blenderのレンダリング速度計測
Blenderで実際にシーンをレンダリングし、レンダリングにかかった時間をチェックします。

- レンダリング解像度:4K
- レンダラー:Cycles
- サンプルファイル:Blender 2.83 LTS
RTX 5060 Tiは約165秒で、RTX 4060 Tiとほぼ変わりません。RTX 3060 Tiと比べると約60秒速くレンダリングを終えました。
3DCGのレンダリングはCUDAコアを使うことでレンダリングを速めることができるため、RTX系GPUが得意な処理と言えます。
RTX 5060 Tiは趣味レベルの3DCG制作なら難なくこなせるGPUです。

ゲームだけでなくクリエイティブにも強いGPUですね!
RTX 5060搭載PCの消費電力と電気代目安
デスクトップ中、YouTube視聴中、ゲーム中の消費電力を計測し、1時間当たりの電気代の目安を算出しました。

- デスクトップ中:平均63W 約1.95円
- YouTube視聴中:平均65W 約2.02円
- 動画エンコード中:平均124W 約3.84円
- モンハンワイルズ中:平均222W 約6.88円
- 電気代目安計算:消費電力×1時間×1kWh 単価 31円計算
- 電力会社や契約内容によって単価が変わるため、目安としてご覧ください
RTX 5060の最大消費電力は145Wですが、常に最大の電力を消費するわけではありません。
ゲームプレイなど、負荷が高まるとグラボの消費電力が大きくなり、PCの電気代は1時間で約6.88円かかる計算になります。

電気代が気になる方は、エコチェッカーなどで計測してみるとよいでしょう。
RTX 5060のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
FHDゲームが快適にプレイできる RTX 4060 Ti同等のゲーム性能 MFGでフレームレートをさらに上げられる 配信しながらゲームプレイも快適 趣味レベルのクリエイティブ作業も可能 | 最高グラフィック設定には不向き VRAM容量が必要なゲームに不向き MFGに対応したゲームが少ない(今後増える) RTX 4060やRTX 4060 Tiから乗り換えるほどではない |
RTX 5060はFHDモニターでゲームをプレイする人向けです。
VRAMが8GBのため、レイトレーシングや処理の重たいゲームには不向きです。
しかし、FPSシューターやグラフィック調整をすれば十分快適になる性能を持っています。
DLSS4やMFGに対応したゲームなら、より高いフレームレートで遊ぶことができ、FHD 144Hzモニターなども活かせます。
特にモンハンワイルズが発売されたころから、VRAM 8GBは意味がない、ゴミだという情報が増えた印象があります。

モンハンワイルズが重すぎってだけなんですけどね。
最近はVRAM消費量が多いゲームが増えてきたこともあり、VRAM 8GBでは最高画質、高フレームレートが難しくなってきていることは事実です。
ただ、極端に重たいゲームでなければRTX 5060で「FHD・中画質・60fps~100fps」ぐらいで遊べますし、価格情報でも書いたようにRTX 4060 Tiより少し安い値段でもあります。
ある程度の快適さで普通にゲームが遊べれば良いという人はRTX 5060でも十分だと感じるはずです。

コスパ的に考えるとRTX 4060やRTX 4060 Tiからの乗り換えるほどではありません。RTX 30系以下のグラボからなら、GPU性能の進化を体感できるでしょう。
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メーカー 商品名 | 仕様 | 特徴 |
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充実サポートで初心者も安心!![]() JG-A7G60 参考価格: 189,800円 | CPU:Ryzen 7 7700 CPUクーラー:水冷 グラボ:RTX 5060 チップセット:A620 SSD:NVMe 1TB メモリ:DDR5 16GB 電源:750W BRONZE 送料無料 公式サイトを見る >>NEXGEARの記事はこちら | サポートがとても充実。 24時間電話対応や3年保障がある。 特に初心者は安心です。 この価格で水冷CPUクーラー付属。 少しファンの音が大きめです。 配信ではファンの音を拾わないように 気を付けましょう |
納期が早い すぐ遊べる! ![]() GALLERIA RM7R-R56 参考価格: 179,980円 | CPU:Ryzen 7 7700 CPUクーラー:空冷 グラボ:RTX 5060 チップセット:A620 SSD:500GB メモリ:DDR5 16GB 電源:650W BLONZE 送料:3,300円 沖縄・離島は6,600円 公式サイトを見る | コストを抑えてすぐに遊びたい。 SSDとメモリ搭載量は少なめなので、重たいゲームを 遊ぶなら購入時に増設しておくとよいでしょう。 納期が早く、すぐに遊びたい人におすすめです。 |
一押し! 高コスパPC! ![]() G-GEAR Aim GB7A-D251/B 参考価格: 192,800円 | CPU:Ryzen 7 7700 CPUクーラー:空冷 グラボ:RTX 5060 チップセット:B650 SSD:NVMe 1TB メモリ:DDR5 32GB 電源:600W BLONZE 送料:2,200円 ※リンク先でGPUをカスタマイズ 公式サイトを見る | 小型でもパワフルなPC。 ライティングが無いシンプルなPCです。 ミニタワーで小型ですが、性能はバッチリ。 小さめのPCが欲しい方におすすめです。 |
当記事と 同等のCPU! ![]() G-GEAR Aim GB7A-D252/B 参考価格: 220,300円 | CPU:Ryzen7 7800X3D CPUクーラー:空冷 グラボ:RTX 5060 チップセット:B650 SSD:NVMe 1TB メモリ:DDR5 32GB 電源:850W GOLD 送料:2,200円 ※リンク先でGPUをカスタマイズ 公式サイトを見る | 7800X3D搭載でゲームに強い。 ライティングが無いシンプルなPCです。 ミニタワーで小型ですが、性能はバッチリ。 小さめのPCが欲しい方におすすめです。 |
最短翌日出荷!![]() GALLERIA XA7R-R56 参考価格: 224,980円 | CPU:Ryzen 7 7800X3D CPUクーラー:水冷 グラボ:RTX 5060 Ti 16GB チップセット:B650 SSD:1TB メモリ:DDR5 32GB 電源:750W GOLD 送料:3,300円 沖縄・離島は6,600円 公式サイトを見る | ゲームに強いCPU搭載。 Ryzen 7 7800X3Dはゲームに強いCPUです。 グラボ性能を最大限に引き出せます。 |
NEXTGEAR JG-A7G60
参考価格:189,800円(税込み、送料無料)
- Ryzen 7 7700
- 簡易水冷 240mm
- RTX 5060
- DDR5 16GB
- NVMe SSD 1TB
FHDで快適にPCゲームが楽しめます。
SSDが標準で1TB搭載されているので、しばらくは容量不足になりません。
この価格にして簡易水冷CPUクーラー搭載。ケースも冷却効率が高い構造で熱対策もバッチリ。
3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポートが付いているので、初心者の方でも安心です。
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NEXTGEARはオンライン・直営店限定販売です
3年間センドバック修理保証
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もっと高い性能がほしいならRTX 5070シリーズ
RTX 5060のFHDゲーム性能は高いですが、もっと高性能なグラボがほしい方はRTX 5070を検討してみてください。
FHDやWQHDゲームで、さらに高フレームレートが出せます。また、AI画像生成や3DCGでも作業速度がアップするため、クリエイターにもおすすめです。
RTX 5070の性能をベンチマークした記事はこちらです。

さらに上位のRTX 5070 Tiをベンチマークした記事も参考にしてください。

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