STORMのゲーミングPC「影界」レビューの第2弾です。
前回はIntel Core Ultra 7 265KとRTX 4070 SUPERを搭載したPCでした。
今回はAMD Ryzen 9800X3DとRTX 5080を搭載したハイエンドモデルをレビューします。

この記事では、STORMの「影界」を画像付きでくわしく解説しているので、購入の参考にしてください。

STORMは高クオリティのPCを販売しています!パーツのこだわりも解説しているので、チェックしてください!

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STORM 影界の特徴と魅力
影界はパーツが黒で統一され、シンプルなケースの形状が落ち着いた大人の雰囲気を感じさせます。
そんなSTORM 影界の特徴や魅力を紹介します。
落ち着いたオシャレなPCケース
STORM 影界は、左側面から正面の270°強化ガラスピラーレスです。

透明度が非常に高い強化ガラスでPC内部が綺麗に見え、液晶CPUクーラーや光るケースファンが、黒いPC内部を彩ります。

PCケースはオーソドックスな立方体ですが、本体下部が斜めにカットされています。主張しすぎないデザインもオシャレです。


ケースの背が高く、スリムに見えます。(画像の左はSTORM 幻界LB)


黒で統一されたパーツは落ち着いた大人の雰囲気
PCケースはもちろん、マザーボードやCPUクーラー、グラボなど黒いパーツで統一されています。
黒で統一されたパーツは落ち着いた大人の雰囲気を感じさせます。


コンデンサーやハンダ付けが目立たず、落ち着いた雰囲気になっています。
綺麗に光るPCライティング
ケースファンは合計4つ。全てRGBで光ります。



ファンだけでなく、PCケースのラインも光ります。ギラギラと目立った光り方ではなく、スタイリッシュな見た目です。


光るパターンや色は本体に付いているLEDボタンで切り替え可能。

左から以下の順番でインターフェイスが並んでいます。
- 電源
- リセットボタン
- USB-C 3.2 Gen 2
- USB3.0×2
- ヘッドセット端子
- RGBモード切替ボタン
- RGBカラー切替ボタン
LEDボタンの長押しで、ライティングをオフにすることもできます。

個人的にはレインボーが綺麗だと感じました。
影界のエアフロー
影界は前から空気を取り込んで、後ろと天井側に空気が流れるエアフローで、内部に熱を溜めません。

前3つは吸気ファンで、大量の空気を吸い込みます。ティッシュを近づけるとしっかり吸着していますね。

2.8インチIPS液晶付き水冷CPUクーラー
影界はIPS液晶付き水冷CPUクーラーが搭載されています。
ラジエーターは240㎜で、120㎜×2。CPUクーラーのファンは光りません。

水冷CPUクーラーのウォーターブロック部分は2.8インチのIPS液晶で、専用ソフトのSTORMモニターを使ってテーマを変更可能。

プリセットには時計や温度表示、日付表示などが入っています。PCを机に置けばゲーム中でも時間の確認などは簡単にできますね。


動画ファイル(mp4)も再生できるので、お気に入りの映像を流すことも可能です。

解像度が高く、大きい液晶です。画像や動画がとても綺麗に表示できますよ!
STORM 影界は机の上に置くのがオススメ
STORM 影界は机の上に置けば、見ることも楽しめるゲーミングPCです。

PC内部をよく見えるようにするために、影界を横向きに置くのもおすすめです。

- 270°ガラスパネルで、PCの中も見ていたくなる
- 液晶付き水冷CPUクーラーの画像や動画を見ていられる
- ファンのRGBが美しく、見える場所に置きたい
- 美しいPCが近くにあると、高い満足感が得られる
- ゲーミング部屋を作るインテリアとしても最適
電源やUSBなどのインターフェイスが上面にあるため、影界を机の上に置くと操作はしにくくなります。背面のUSBをメインで使うのがオススメです。
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STORM 影界の外観
影界の正面は強化ガラス。奥にある背面ファンまで見通せます。

左側から見たところ。透明度の高いガラスパネルで中が良く見えます。

右側面は3つのフロントファンの吸気口があります。

背面はUSBやディスプレイとの接続端子が集まっています。

上面には、磁石で取り付けられるフィルターが付いています。掃除がとても簡単です。

底面には、引き出して取り外せるフィルターが付いていて、ホコリの侵入を許しません。

右側面のパネルを外すと裏配線が現れます。STORMのゲーミングPCはとにかく配線が綺麗です。

SSDを取り付けるプレートが付いているので、ここに2.5インチSSDの増設が可能です。

長さが余ったケーブルはバンドでしっかりとまとめられており、内部が整然としています。

徹底した細部へのこだわりが、STORMの高品質なPCを作りだしていることがわかります。

STORMのPCを手にしたら、一度はパネルを外してみてほしい。職人技が見れますよ!
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STORM 影界のパーツに手抜き無し!
ここでは、STORM 影界に使われる主要パーツを紹介します。
影界 パーツメーカー | |
---|---|
PCケース | Phanteks |
マザーボード | MSI |
SSD、メモリ | Crucial |
グラフィックボード | INNO 3D |
電源 | CWT |

STORMのPCにパーツは全て有名メーカーで、品質が高いことがわかります。
PCケースはPhanteks製
影界のPCケースはPhanteks(オランダ)のPH-NV5S。国内ではなかなか手に入らないPCケースです。
透明度が非常に高い270°強化ガラスパネルで、PC内部をとても綺麗に魅せてくれます。


STORMを運営する株式会社アイティシーはPhanteksの正規代理店です。
マザーボードはMSI
MSIのマザーボードが採用される理由の一つとして、品質レベルが高いこと。
品質管理が徹底され、高品質で安定していることから、STORMのPCに採用されているそうです。


担当者さん曰く、他社メーカーも検討したけど、MSIが一番良かったとのことでした。
SSDにCrucial

SSDにはメモリやストレージの大手メーカー、マイクロンのCrucial(クルーシャル)が採用されています。
無名メーカーのSSDなどを使ってコストダウンをするようなことはしていません。

Crucialの製品も信頼性が高く、筆者も使用しています。今まで故障や不具合は起きたことがありません。
メモリもCrucial

メモリにもCrucialの製品が使われています。
今回お借りした影界はDDR5-5600 16GB×2枚搭載。
標準で32GB搭載されているので、十分な容量を持っています。

正規代理店だからこそ、Crucialの製品を潤沢に使えるんですね!
グラボはINNO 3D

INNO 3Dはグラボ大手のELSAと技術提携をしており、製造を一手に引き受けています。
INNO 3Dのグラボは国内の店舗販売であまり見かけませんが、品質の高さは間違いありません。

今でもELSAのグラボは信頼性が高い。特に研究開発分野から高い信頼を得ているね!
STORMが高品質パーツを選ぶ理由
高品質とインテリア性が高いPCは高い満足感が得られる。
そんなPCを作るために、STORMは見た目の良さと高品質なパーツを厳選しています。
STORMを運営している株式会社アイティシーは、一流PCパーツメーカーのCrucial(クルーシャル)やINNO 3Dの国内正規代理店です。

STORMのPCは、無名メーカーのPCパーツでコストダウンをするような手抜きは一切ありません。
STORMのPCに使われるパーツは、すべて厳選されたメーカーの物ばかり。
とにかく安い、見た目だけカッコ良い、STORMはそんなPCを作りません。
性能はもちろん、パーツの信頼性や安定感にプラスして、見た目の可愛さ・カッコよさを追求しています。
STORMはパーツ選定に一切の妥協を許さないBTOメーカーです。

STORMのPCは、どのパーツを見ても手抜きが一切なく高品質ですよ。
STORM 影界 レビュー機の仕様
今回、STORM様からお借りした影界「EK-98X3D58」の仕様について紹介します。

項目 | 仕様 |
---|---|
商品コード | EK-98X3D58 |
CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア 16スレッド 4.7GHz/最大 5.2GHz |
CPUクーラー | ST-AIO240_MAX BK 2.8インチIPS液晶付き 簡易水冷240mm |
CPUグリス | ナノダイアモンドグリス ※無償アップグレード中 |
マザーボード | MSI_B650_Gaming_PLUS_WIFI |
メモリ | Crucial DDR5-5600 32GB(16GBx2) 空きスロット 2 |
グラボ | INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC |
SSD | Crucial NVMe SSD 1TB Gen4 Read:最大5,000MB/s Write:最大3,600MB/s |
入出力ポート | ■上面 POWER S.W x 1 リセットボタン x 1 USB 3.2 Gen 2×2 Type-C x 1 USB 3.0 Gen 1 x 2 マイク・ヘッドホン端子 x 1 LEDカラー変更 x 1 LEDパターン変更 x 1 ■背面 USB 3.2 Gen 2 x 3 USB 3.2 Gen 2×2 Type-C x 1 USB 3.2 Gen 1 x 4 2.5G LAN x 1 Audio Connectors Wi-Fi / Bluetooth DisplayPort 1.4 HDMI 2.1 Flash BIOSボタン |
電源 | 1200W 80PLUS GOLD |
ケース | Phanteks PH-NV5S 高さ504 x 幅218 x 奥行445 mm 前面RGBファン(吸気):3個 背面RGBファン(排気):1個 |
CPUにはAMD Ryzen7 9800X3Dが搭載されています。L3キャッシュが96 MB搭載されており、メインメモリアクセスを減らすことでゲーム性能を飛躍的に向上させるCPUです。
メモリにはCrucialのDDR5 32GBを搭載。複数のアプリを同時に使っても快適な操作が可能です。
グラフィックボードはRTX 5080で、4Kゲームも快適にプレイ可能。重たいゲームはもちろん、クリエイティブ性能も高いハイエンドGPUです。

ちなみに、SSDは2つ搭載可能ですが、若干拡張性が低いです。増設時は可能な限り2TB以上の容量が大きいSSDを搭載するのがおすすめです。


将来的なSSD増設数が限られるので、できるだけ容量が大きいものを選んだ方がよさそうです。
付属品

- ケーブル類
- ネジ類
- Wifiアンテナ
- 電源コード

レビュー機はWifi搭載モデルなので、外部アンテナが付属しています。
STORM 影界 EK-98X3D58の実力は?ベンチマークで性能を徹底検証!
CPUやグラフィックボードの性能が気になる方のために、ベンチマークソフトを使って実測値を紹介します。
3DMARKやCinebench R23を使い、影界の実力を検証しました。
3DMARKでベンチマーク
ベンチマークの定番「3DMARK」で影界のグラボ性能をチェックしました。
比較対象はRTX 5070とRTX 5070 Tiです。
RTX 5080はRTX 5070より約39%性能が高い結果です。
また、RTX 5070 Tiより約17%性能が高い結果となりました。
5070 | 5070Ti | 5080 | テスト内容 | |
---|---|---|---|---|
Speed Way | 5910 | 7707 | 9059 | DX12のテスト |
Port Royal | 14419 | 19113 | 22479 | リアルタイム レイトレーシング |
SteelNomad | 4978 | 6514 | 8183 | 高性能PC用 検証スコア |
Time Spy | 20152 | 23420 | 27837 | フルHD DX12 |
Time Spy Extreme | 9560 | 11588 | 13764 | 4K DX12 |
Fire Strike | 43990 | 49599 | 56639 | FHD DX11 |
Fire Strike Extreme | 27420 | 32598 | 38193 | WQHD DX11 |
Fire Strike Ultra | 14635 | 18147 | 21279 | 4K DX11 |
スコア | 総合141064 | 168686 | 197433 |
※5070と5070 Tiは個人PCで計測した値です

RTX 5080は仕事でも活躍できる高性能です。
Cinebench R23でCPU性能をベンチマーク
Cinebench R23はCPU性能を計測するベンチマークです。
マルチスレッド、シングルスレッドを10分間のテストで計測しました。
グラフを見るとIntelのCPUに負けていますが、Ryzen 7 9800X3DはL3キャッシュに96MB搭載していることで、メインメモリへのアクセスが減り、ゲームの高速処理を実現する特徴があります。
Ryzen 7 9800X3DはV-Cacheテクノロジにより、ゲーミング性能が勝ったCPUです。
- マルチコア性能:動画制作、3DCGなど、クリエイティブ作業への影響が大きい。
- シングルコア性能:ゲームの快適さへの影響が大きい。
STORM 影界 EK-98X3D58のゲーミング性能
グラフィック設定は低設定やウルトラ設定など、ゲームによって軽い調整と重たい調整でベンチマークを取りました。
- 【軽量】エーペックスレジェンズ
- 【軽量】FORTNITE
- 【中量】Call of Duty : Black Ops 6
- 【中量】FF14 黄金のレガシー
- 【重量】サイバーパンク2077
- 【重量】モンスターハンターワイルズ
【軽量】エーペックスレジェンズ

FPSゲームの中では処理負荷が低めのApex。公平なベンチマークを取るために、訓練場で、走る・撃つ・テルミット使用・ウルト使用を一連動作として計測しました。

Apex
低 | 高 | |
---|---|---|
FHD | 300 fps (300) | 299 fps (237) |
WQHD | (199) | 297 fps(147) | 289 fps
4K | 276 fps (84) | 242 fps (72) |
低設定はWQHDまで平均290fps以上でプレイ可能です。4Kでも高いフレームレートが出せるので、高解像度モニターを使っても問題ありません
特にFHDではテルミットを重ねても300fpsを切りません。ここまで出ていればフレームレートで不利になることはありません。
実際にゲームプレイを行いましたが、平均298fpsでプレイできました。ウルトを使っている最中でもフレームレートは落ちませんでした。

どの解像度でもPC性能を気にせず遊べて、モニター性能も活かしたゲームプレイが可能です。
【軽量】FORTNITE

フォートナイト(チャプター6)はDirectX12の最低設定で計測しました。
実際にゲームプレイをして平均フレームレートを計測しています。

FORTNITE
低設定 | FHD |
---|---|
FHD | 426 fps (204) |
WQHD | (221) | 437 fps
4K | 363 fps (177) |
FHD、WQHDは400fps以上。4Kでも300fps以上でプレイできます。
ここまで高フレームレートが出るなら、どの解像度でも快適にプレイ可能ですね。
最低設定がおすすめな理由
FORTNITEのグラフィック設定は低設定がおすすめです。
設定を低くすることで高いフレームレートが出せ、さらに視認性が上がります。
設定を高くすると草木がリアルになりますが、敵が見えにくくなってしまいます。

プロのeスポーツプレイヤーは低設定かパフォーマンスモードでプレイされています。
画面のリアルさよりも、敵の見やすさやフレームレートを優先した低設定でプレイしましょう。
【中量】Call of Duty : Black Ops 6

Cod:BO6はFPSの中では少し重めのゲームです。ゲーム中に実装されているベンチマークで計測しました。

Cod:BO6 最低設定
低 | |
---|---|
FHD | 346 fps (258) |
WQHD | 294 (226) | fps
4K | 202 fps (149) |
Codはフレームレート重視でプレイするため、最低設定にするユーザーが多いと考えられます。
FHDで300fps超え、WQHDでも平均290fpsが目安です。4Kでも平均200fps以上出ているので、4K 144Hzモニターを使う方でも十分快適にプレイできます。
実際にゲームをプレイすると、マップによってはFHDで400fpsを超えるフレームレートで遊べました。


高リフレッシュレートモニターの性能も十分引き出せますね!
【中量】FF14 黄金のレガシー

FF14は処理が軽めのMMOゲームです。専用ベンチマークソフトで計測しました。

FF14
※15000以上で非常に快適
標準品質 | 最高品質 | |
---|---|---|
FHD | 非常に快適 48951 (329fps) | 非常に快適 39989 (271fps) |
WQHD | 非常に快適 42690 (281fps) | 非常に快適 30776 (208fps) |
4K | 非常に快適 23496 (157fps) | 非常に快適 15947 (111fps) |
影界のRyzen 7 9800X3DとRTX 5080の組み合わせでは、4K 最高品質でも非常に快適の判定になりました。
FHDで270fps以上。WQHDで200fps以上。4Kでも110fps以上でプレイ可能です。

ここまでスコアが高いなら、どの解像度でも快適にプレイできますね!
【重量】サイバーパンク2077

PCゲームの中では重量級のサイバーパンク2077(Ver2.21)。ゲームに実装されているベンチマークで計測しました。

サイバーパンク2077
高 | レイトレ ウルトラ | |
---|---|---|
FHD | 250 fps (185) | 150 fps (125) |
WQHD | 232 (184) | fps125 (111) | fps
4K | 136 fps (119) | 86 fps (78) |
サイバーパンク2077は、4Kのレイトレウルトラでも平均80fps以上出せるので快適にプレイ可能です。

フレーム生成を使わなくても高フレームレートが出せているのはすごいですね!
DLSS4とMFGでfpsを上げる!
サイバーパンク2077はDLSS4とMFG(マルチフレーム生成)が使えるため、さらに快適さを上げることができます。
4K ウルトラ設定でプレイすると、処理が重たいシーンでも80fps前後出ていますが、マルチフレーム生成を使うと220fps前後までフレームレートを引き上げられます。


FGオンにするとフレームレートがさらに上がります。限界までフレームレートを出したいときに使ってみましょう!
【重量】モンスターハンターワイルズ

製品版でアルシュベルド討伐を行い、ゲーム中の平均フレームレートを計測しています。

※DLSSとフレーム生成をオンにしたベンチマーク計測結果です。
モンスターハンターワイルズ
中 | ウルトラ | |
---|---|---|
FHD | 152 fps (72) | 147 fps (74) |
WQHD | 158 (79) | fps141 (72) | fps
4K | 118 fps (62) | 105 fps (61) |
モンスターハンターワイルズは、WQHDまでならウルトラでも140fps以上。4Kでも100fpsでプレイできました。
フレーム生成を使った場合、画面にゴーストが出たり画質が乱れることがありますが、実際にプレイをしてみると全く気になりません。
9800X3DとRTX 5080の組み合わせは、とてもPCスペックが高いため、モンスターハンターワイルズのような重たいゲームも快適にプレイできます。

重たいモンハンワイルズを、4K ウルトラでも快適にプレイできるPCスペックはすごいですね!
YouTubeライブ配信のテスト
影界のみで、OBSを使ってApexの配信テスト+同時録画をしました。
- 配信ソフト:OBS
- ゲーム解像度:4K
- 配信解像度:4K
- グラフィック設定:低
- エンコーダ:NVIDIA NVENC AV1
- ビットレート:15,000kbps
配信と録画をしながらの4Kプレイですが、至近距離の打ち合いでも299fpsを維持。全くフレームが落ちません。

配信しながら録画をしている中、ウルトを使っても290fps以上でプレイ可能。

最終的に299fpsでゲーム終了。ゲーム中、カクツキを感じることなく快適に配信できました!

4Kで平均299fpsのプレイができるのはすごいですね!
動画エンコード速度
DaVinci Resolveで30分の4K動画をAV1でエンコードし、その時間を計測した結果がこちらです。
RTX 5080が一番早いエンコード速度を出しています。
RTX 5070 TiとRTX 5080はNVENCが2基搭載されているため、AV1エンコードをかけるとデュアルエンコードで処理します。そのため、エンコーダーが1基のRTX 5070以下より大幅にエンコード時間が短縮されます。

ちなみに、コーデックをH.264でエンコードすると約20分かかります。RTX 5080を使ってAV1エンコードすることで、極端に時間短縮できます。
RTX 5080搭載の影界は、個人製作はもちろん、動画を扱うクリエイターにも貴重な時間短縮になることは間違いありません。

動画編集を仕事にしている方などは、RTX 50系で時間短縮ができそうですね。
画像生成AI Stable Diffusionの速度計測

AI画像生成のStable Diffusionで、画像生成時間を計測してみました。
グラフのバーが短いほど、画像生成速度が速いです。
RTX 5080は、予想に反して生成時間が遅かったです。RTX 4080 SUPERより大幅に遅い結果となっています。
RTX 5000シリーズの発売から間もなく、Web UI版のStable Diffusionのバージョンアップが間に合っていません。

使用したStable Diffusionもパフォーマンスが出ていないことが予想されます。今後のアップデートに期待します。
- version: f1.7.0-v1.10.1RC-latest-2163-g9367f970
- python: 3.10.6
- torch: 2.7.0.dev20250310+cu128
- xformers: N/A
- gradio: 3.41.2
- checkpoint: c39257ca5d
3DCGレンダリング速度を計測 とても速い!
Blenderで実際にシーンをレンダリングし、レンダリングにかかった時間をチェックします。

- レンダリング解像度:4K
- レンダラー:Cycles
- サンプルファイル:Blender 2.83 LTS
RTX 5080は約80秒で、RTX 5070より35秒速く、RTX 5070 Tiより14秒速くレンダリングを終えました。
3DCGのレンダリングはCUDAコアを使うことでレンダリングを速めることができるため、RTX系GPUが得意な処理と言えます。
RTX 5080は複雑なシーンのモデリングやパーティクルを使ったエフェクトなど、重たい処理がこなせます。

ゲームだけでなくクリエイティブにも強いゲーミングPCですね!
静音性をチェック 高負荷は少し音が大きめ
影界の前にスマホを置き、騒音計測アプリで計測しました。

影界の静音性は、最近のゲーミングPCの中では普通のレベルです。
アイドル中やゲーム中などで35~40dB程度。ファンの音は聞こえるものの、ヘッドホンをしていなくても気になるほどではありません。

ゲームの読み込みやクリエイティブ系で、特にCPUを使う作業のときは40dBを超えるほどファンの音が大きくなります。

40dBを超えてくると、ヘッドホンをしていても音が聞こえてくるので、周囲に人がいる場合は注意してください。

高負荷作業が続くときは、周囲の人に一言連絡しておくと良いかもしれません。
消費電力と電気代目安
デスクトップ中、YouTube視聴中、動画エンコード中、ゲーム中の消費電力を計測し、1時間当たりの電気代の目安を算出しました。
- デスクトップ中:約3.3円
- YouTube視聴中:約3.5円
- 動画エンコード中:約6.4円
- モンハンワイルズ中:約12.4円
- 電気代目安計算:消費電力×1時間×1kWh 単価 31円計算
- 電力会社や契約内容によって単価が変わるため、目安としてご覧ください

グラボの消費電力が大きいため、ゲームプレイでは1時間で約12円の電気代がかかります。
電気代が気になる方は、エコチェッカーなどで計測してみるとよいでしょう。

ゲーム中はエアコン並みの消費電力になりますね・・・
STORM 影界のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
落ち着いた、大人の雰囲気を感じるデザイン インテリアとして所持満足度が高いPC 液晶付きCPUクーラーが自分好みにカスタムできる 配信しながらゲームプレイも快適 クリエイティブ作業にも強い 大容量電源で、アップグレードや増設にもしっかり対応 | 価格が少し高め 処理負荷が高いシーンでファンの音が大きい |
STORM 影界は、大人の落ち着いた雰囲気でインテリア性の高いPCです。
PC性能は高く、ゲームやクリエイティブ作業にもしっかり使えるスペック。
高負荷時のファンの音は少し気になりますが、排熱処理がしっかりしているので、音の大きさは仕様として考えましょう。
STORM 影界は、高性能とインテリア性が両立された所持満足度の高いPCです。
光ながらも大人な雰囲気を持った高性能PCがほしい方は、ぜひ検討してみだください。

影界は落ち着いたカッコよさがあります。性能も高く、とてもおすすめです!
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