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KTC M27P6S レビュー 4K 160Hz・FHD 320Hzのデュアルモード搭載ゲーミングモニター

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KTC M27P6S レビュー 4K 160Hz・FHD 320Hzのデュアルモード搭載ゲーミングモニター

KTC M27P6Sは27インチ 4K 160Hzのゲーミングモニターです。

このモニターはデュアルモードという機能により、FHD 320Hzに切り替えることが可能。

普段使いや動画視聴は4K。FPSゲームなど、フレームレートが重要なときはFHD 320Hzという使い方ができます。

さらに、バックライト MiniLED 2304分割やHDR 1400認証も搭載されたフル装備のハイエンド仕様。

このレビューでは、KTC M27P6Sの外観や使い方、実際に使って感じた注意点まで、ユーザー目線で詳しくお伝えします。

ナオ

記事中に注意点などいろいろ書いていますが、間違いなくおすすめできるモニターです!

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目次

KTCってどんな会社?

KTC(Shenzhen KTC Technology)は、中国の深センにあるディスプレイメーカーです。

KTC公式サイト 会社概要

アメリカで行われるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)や東京ゲームショウにも出展していて、世界中にシェアを広げています。

  • 1995年設立、2022年に深セン証券取引所へ上場
  • NEC・Samsung・ViewSonicなど有名ブランドのモニターを製造(OEM)
  • 日本法人「KTC科技日本株式会社」が2024年8月から国内サポートを担当

日本国内向けのサイトもありますが製品情報は少なく、Amazonで販売されている全商品は掲載されていません。

KTC公式サイト

日本語でX(旧Twitter)も運用されているので、気になる方はフォローしておくと良いでしょう。

KTCのX

KTC M27P6S ってどんなモニター?

M27P6S フロントイメージ
  • 27インチ・4K(3840×2160)160Hz
  • MiniLED 2304分割
  • デュアルモードでFHD 320Hzに切り替えられる
  • Fast IPSで美しい液晶
  • グレアパネル(鏡面処理)
  • USB Type-C(65W給電対応/PD3.0)でノートPCの外部モニターとしても使える
  • KVMスイッチ搭載(USB接続機器の自動切り替え)
  • VESA DisplayHDR 1400認証

DP接続で4K 160Hzを表示するには、DSC対応のグラフィックボードが必要です。RTX 20シリーズ以降、Radeon RX 5000シリーズ以降であれば対応しています。

項目KTC M27P6S
サイズ27インチ
解像度4K(3840×2160)
リフレッシュレート4K:160Hz
FHD:320Hz
応答速度GtG:平均3ms(最速1ms)
MPRT:2ms(DAC使用時)
オーバードライブ:5段階
(オフ/標準/高速/超高速/ダイナOD)
パネルFast IPS
バックライトMiniLED 2304分割
表面処理グレアパネル
鏡面(Haze 0%)+反射低減
ハードコーティング 2H
色域sRGB:99%
DCI P3:99%
Adobe RGB:97%
HDR認証VESA DisplayHDR 1400
輝度550cd/m²(SDR)/1400cd/m²(HDR)
コントラスト比1000:1
Adaptive SyncAMD FreeSync
G-SYNC互換モード
スピーカー非搭載
接続端子HDMI 2.1×2(48Gbps)
DP 1.4×1
USB Type-A×2
USB Type-B×1(通信用)
USB Type-C×1(DP Alt mode)
イヤホンジャック
首振りなど調整高さ調整:13cm
上下首振り:-5度~20度
左右首振り:±45°
回転:左右どちらにも90°回転可能
VESAマウント100mm×100mm(M4×10)
重さパネルのみ:約5kg
全体:約7kg
保証期間購入から3年
発売日2026年10月11日
価格定価:81,000円
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KTC M27P6S は4K 160HzとFHD 320Hzに切り替えられる特徴があります。

MiniLED 2304分割によって、細かく美しいコントラストを実現。

また、HDR 1400に対応していることで、高輝度表現も可能なゲーミングモニターです。

グレード最小ピーク輝度
cd/m2
全白輝度
cd/m2
色域
DCI-P3
コントラスト比
Display
HDR 400
40032090%以上1,300:1
Display
HDR 500
50032095%以上7,000:1
Display
HDR 600
60035095%以上8,000:1
Display
HDR 1000
1,00060095%以上30,000:1
Display
HDR 1400
※M27P6Sはここ
1,40090095%以上50,000:1
ナオ

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付属品

付属品
  • 説明書
  • カラーキャリブレーションレポート
  • クロス
  • USB Type-Cケーブル(65W給電対応)
  • 電源ケーブル
  • DPケーブル
  • 延長保証カード

M27P6SにはHDMIケーブルが付属していません。

PS5やSwitchなどで使用する場合、HDMIケーブルが別途必要です。

前作 M27P6からアップグレードされた部分

KTC M27P6Sは先代のKTC M27P6からグレードアップしたゲーミングモニターです。

M27P6からどこが変わったか紹介します。

項目M27P6(前作)M27P6S(進化版)進化のポイント
MiniLED分割数1152分割2304分割
(倍増)
より精密なローカルディミングで黒の締まりと輝度コントロールが向上
色域
(sRGB容積)
145%150%より鮮やかで広い色再現性
表面処理ノングレア
(Haze 25%)
鏡面(Haze 0%)+反射低減高精細な映像表現と反射抑制を両立
RGBライトLOGOのみLOGO+ライン状のRGB背面演出が強化され、ゲーミング環境の没入感が向上
MCC
ソフトウェア
非対応対応PCからモニター設定を直感的に制御可能
電源外付けアダプター(DC24V10A)内蔵電源
100V-240V直接入力
デスク周りがすっきり、電源管理がシンプルに
消費電力≤240W≤180W(大幅低減)より省電力で効率的な運用が可能
HDMI認証YesYes
フル帯域48Gbps対応
4K@160Hzをフル帯域でサポート

特にMiniLED分割数が1152→2304に倍増したことで、HDR表現の黒の締まりと輝度コントロールが格段に向上しています。

M27P6Sは表面が鏡面処理(グレアパネル)になったことで鮮やかな発色と高いコントラストの表現が可能になりました。

PCからモニター設定を変更できる『MCCソフトウェア』にも新たに対応しました。

KTC MCCソフトウェア

ただし、MCCソフトウェアは現時点で中国語・英語のみの対応(Windows 10以降)です。ソフト側とモニター本体のプリセット名が一致しないなど、まだ完全対応ではない印象でした。今後のアップデートに期待です。(2026年10月末に日本語対応版がリリース予定です)

また、電源が内蔵化されたことでアダプター(四角いボックス)が無くなりケーブルのみに簡略化。モニター設置のしやすさが向上しています。

ナオ

表現力が大きく上がったバージョンアップです。アダプターが無くなったことによる設置のしやすさ向上も嬉しいですね。

M27P6Sの外観

モニター本体(スタンドなし)のサイズは「幅617mm×高さ365mm×厚み60mm」。重さは約5kg。本体裏面はややグレーがかった白で、丸みを帯びたオシャレなデザインになっています。

M27P6S 裏面

裏面にKTCデザインの光るロゴがあります。M27P6Sはロゴ以外にライン部分も光るようになり、発光範囲が広がっています。

M27P6S RGB

モニターの操作は4方向+押し込みのスティックのみ。ボタンが多数あるモニターより操作性は高く、背面で見えない状態でも誤操作しにくいインターフェイスです。

M27P6S スイッチ
ナオ

全メーカーがこの仕様を採用してほしいと思えるほど操作しやすいです。

100mm×100mmのVESA規格にも適合。市販のモニターアームへの取り付けも可能です。

KTC M27P6SのVESA規格は100×100
ナオ

モニター部分の重さが5kgあるので、それに耐えられるアームを選びましょう。

裏面にある入出力は7種類。

KTC M27P6Sの入出力
  • 電源コネクタ
  • HDMI 2.1 × 2
  • DP 1.4
  • USB Type-C
    (DP Alt mode対応・最大65W給電)
  • USB Type-B
    (KVMスイッチ、PC通信用)
  • USB 3.0 Type-A×2
  • イヤホンジャック

USB Type-Aはハブ機能を持っています。マウス・キーボード・USBメモリなどが使えます。

④のUSB Type-CはDP Alt modeに対応したノートPCからモニター出力が可能。ノートPCから160Hzで出力できるため、大画面でゲームもプレイできます。ノートPCへ65Wで給電もできました。

M27P6S Type-Cでモニター出力

PCを接続した直後は、60Hzで表示される場合があります。Windowsの『ディスプレイの詳細設定』でリフレッシュレートを160Hzに変更しましょう。

台座の大きさは280mm×195mm。

M27P6Sの台座

台座はやや大きく見えますが、形状が平らでキーボードや小物を置くことができ、邪魔に感じることはありません。

M27P6S モニターの下にキーボードを収納

M27P6Sはアダプター内蔵型になりました。電源ケーブルのみになり、モニター設置がスッキリします。

M27P6S 電源ケーブル
ケーブルの長さは1.5m
ナオ

電源内蔵型モニターには高周波ノイズが目立つものがありますが、M27P6Sはノイズ音が全く気になりませんでした。

モニターのスタンドにはクリップが付いていて、ケーブルを綺麗にまとめられます。

M27P6S ケーブルクリップ

以上がM27P6Sの外観となります。次は、モニターの組み立て手順を紹介します。

M27P6S フロント

組み立ては2ステップで完成!ツールレスでOK!

KTC M27P6S の梱包状態から組み立てについて紹介します。

梱包されている箱は段ボールで160サイズ。総重量が約9kgありけっこう重いです。

M27P6S 外箱

中を取り出すと、発泡スチロールの上に台座やスタンド、ケーブルなどが入っています。

M27P6Sを箱から出したところ

モニターとスタンドのセットはとても簡単。2ステップで完成します。

STEP
台座にスタンドをセット

最初に台座とスタンドを取り出します。

M27P6Sのスタンドパーツ

台座にスタンドを差し込み、裏面にあるネジを手で締めます。

KTC M27P6Sの組み立て①

ドライバーなどの工具不要(ツールレス)。手でネジが締められます。

M27P6S 台座のセット

これでスタンドの完成。次はモニターにスタンドを取り付けます。

M27P6S モニタースタンド
STEP
モニターにスタンドを取り付ける

モニター本体にスタンドを差し込みますが、力は要りません。カチッと音が鳴ったら完成。

クイックリリース機能によって、スタンドの取り外しが簡単です。

M27P6S モニタースタンドをセット

M27P6Sはツールレスで簡単に組み立てできます。

M27P6S フロント
ナオ

次はモニターの角度調整について見ていきましょう。

とてもスムーズに動かせる角度調整

KTC M27P6Sは、高さ、左右、上下の傾斜、回転など、多彩な方向へ調整ができます。

高さは5cmから最大約18cmまで調整可能。上下もスムーズに動かせます。

M27P6S 一番下げたところ
M27P6S 一番上げたところ

左右の角度は±45°まで調整可能。左右の首振りも片手でスムーズに行えます。

M27P6S 首振り
M27P6S 首振り

傾斜は下向きが-5°、上向きに+20°まで傾けられ、目線に合わせた調整が可能です。

M27P6S 下向き
M27P6S 上向き

モニターは左右どちらにも90°回転可能。縦長モニターとして使えます。

M27P6S 回転
ナオ

モニター角度の調整は片手で調整できるほど非常にスムーズに行えて驚きました。ここまでスムーズに動かせるなら、とっさの角度調整も楽ですね!

KTC M27P6Sの鮮やかな画質

KTC M27P6SはIPS液晶とグレアパネル(鏡面処理)により、発色とコントラストがとても良い鮮明な画質でした。

記事中の画像はモニターをデジタルカメラで撮影したものです。実際の色や明るさ、解像度が完全に表現できていない点はご了承ください。

ゲームの映像

M27P6Sは発色が良くリフレッシュレートも高いのが特徴です。FPSやレースなど、どんなジャンルも綺麗でスムーズにゲームが楽しめます。

エースコンバット8は雲や山、建物がとても綺麗なゲームです。発色が良いモニターと綺麗な映像で、画面を見ているだけでも楽しめます。

エースコンバット8 プレイ画面

Forza Horizon 6では綺麗な自然や街並みを細かく再現できていました。

M27P6S FH6

スパイダーマン2でニューヨークを移動中。とても細かい部分まで表示されるので、映画を見ているような感覚です。

M27P6S スパイダーマン2

ApexなどのFPSゲームはリフレッシュレートも重要。4K 160Hzで、とてもスムーズにプレイできました。

M27P6S Apex

4Kサンプル映像

小さな水滴まで再現されているのがわかるでしょうか。とても鮮やかな色合いで表示されています。

M27P6S 4K画質

ビールの泡や色合いも、高コントラストで鮮やかに表現されています。

M27P6S 4K画質

明るい部分と黒い部分がハッキリしていてとても綺麗です。

M27P6S 4K画質

さすが4Kは細かくて綺麗だと感じます。現物を見ているような感覚になるほど、解像度が高いです。

M27P6S 4K画質
ナオ

非常に高画質で美しいモニターです。写真では完全な画質がお伝えできないのが残念です…

次は、鮮やかな画質を支えるMiniLEDの特徴と注意点を解説します。

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MiniLEDの特徴と注意点

KTC M27P6Sは、MiniLED+2304分割のローカルディミングにより、明暗が高コントラストで表現できます。

特に明暗がある映像では黒がしっかり沈み、画面全体に立体感が出ます。

M27P6S 4K画質

その理由としては、従来のバックライトとMiniLEDの仕組みの違いが関係しています。

従来の液晶モニターはバックライトを面で光らせます。そのため、黒の部分にもライトがあたり、若干明るく表示されます。

バックライトのイメージ

MiniLEDは、画面を最大で2304のゾーンに細かく分割。それぞれのゾーンのバックライト輝度を個別に制御する『ローカルディミング』が可能です。これにより黒が引き締まり、コントラストが大きく向上します。

MiniLEDのイメージ
MiniLEDは必要な部分のみ光らせることができる
ナオ

暗い部分はバックライトを弱く、明るい部分だけを強く光らせることで、より自然な明暗差を作りだせる仕組みですね。

ローカルディミングのクセに注意

ローカルディミングはとても優秀ですが、挙動に特徴があり、違和感を覚える場面もあります。

わかりやすい例として、マウスカーソルの明るさを見てみましょう。

暗い背景の中で、明るいウィンドウの近くではマウスカーソルが明るく表示されています。

M27P6S ローカルディミング

マウスカーソルを明るいウィンドウから離していくと、どんどん暗くなってしまいます。

M27P6S ローカルディミング

特にマウスカーソルのように小さい物の場合、LEDの光量が足りなくなり、暗く沈んでしまいます。

暗い背景で文字を書いたり絵を描いたりする場合、文字やマウスカーソルなどの小さな物は暗く表示されます。

プログラミングやデザイン作業をするときは、環境によっては作業しづらい場面が出てくるかもしれません。

その場合、モニターメニュー(OSD)の「ローカル調光」を「低い」や「オフ」にし、ローカルディミングを調整して使用すると良いでしょう。

ローカルディミングの設定
ナオ

明るい背景なら全く問題ありません。黒一色の背景などでローカル調光を使った場合は、紹介した現象が起こります。

HDR 1400はどのぐらい違いが出る?

KTC M27P6Sの大きな特徴は、HDR 1400認証です。

さらに、MiniLED+2304分割との組み合わせで明暗差の美しい映像が楽しめる特徴があります。

SDR(550cd/m²)とHDR 1400(1400cd/m²)を並べ、どのぐらい違いがあるか見てみましょう。

デジタルカメラで撮影。マニュアル設定にし、同条件で撮影しています。

SDR 1

M27P6S SDRサンプル

SDR 2

M27P6S SDRサンプル

SDR 3

M27P6S SDRサンプル

HDR 1

M27P6S HDRサンプル

HDR 2

M27P6S HDRサンプル

HDR 3

M27P6S HDRサンプル

上記3枚を比べると、右側のHDR 1400の方が明暗差がハッキリ出ています。

しかも、ただ明るくなっただけでなく、黒がしっかり表現された高コントラストな映像になっています。

SDR 4

M27P6S SDRサンプル

SDR 5

M27P6S SDRサンプル

SDR 6

M27P6S SDRサンプル

SDR 7

M27P6S SDRサンプル

HDR 4

M27P6S HDRサンプル

HDR 5

M27P6S HDRサンプル

HDR 6

M27P6S HDRサンプル

HDR 7

M27P6S HDRサンプル

後半4枚もHDR 1400の方が明るく、特にHDR 6、HDR 7は白と黒の表現がハッキリしています。

HDR 4のようなシーンでは、全体が若干明るくなることがありますが、より野菜のフレッシュさが表現されているように見えます。

HDRに対応した映画や動画は、HDR 1400とMiniLEDでより綺麗な映像に変化します。

ナオ

HDR 1400+MiniLEDの美しい映像美を一度体験してみてほしいです!

HDR 1400が明るすぎるときは、HDRシアターやHDR 600に変更するとよいでしょう

ゲームでHDRを使ってみた

HDRに対応しているスパイダーマン2で夜景を撮影してみました。

1枚目は通常のSDRで夜景を撮影。ビルの明かりは見えますが、全体的に少し暗め。

M27P6S SDR ゲーム画面
ナオ

SDRでも4K画質で十分綺麗なんですけどね!

次はHDR。ビルや遠景が明るくなり、鮮やかになりました。スパイダーマンも明るめに照らされ、存在感が増します。

M27P6S HDR ゲーム画面

HDRは全体的に少し明るくなりすぎかな?と感じましたが、ニューヨークの夜景と考えるとこのぐらいの方が良いのかもしれません。

ナオ

HDRを使うとゲーム画面もレベルアップします。ぜひHDR 1400を使ってみてください!

デュアルモード FHD 320Hzの特徴と注意点

KTC M27P6Sの大きな特徴である「FHD 320Hz」のデュアルモードについて紹介です。

メニュー画面でデュアルモードを選択すると、FHD 320Hzに切り替えられます。

KTC M27P6Sのメニュー画面

FHDで300fpsなどの高フレームレートが出るゲームは、とてもヌルヌル動いて快適にプレイできます。

M27P6S デュアルモードでApexをプレイ

ただし、デュアルモードには以下の注意点があります。

デュアルモードの注意点
  • FHDを4Kサイズに引き延ばすため画質の劣化が起こる
  • デュアルモード用のグラフィック調整をした方が良い
  • 応答時間がオフに固定される(詳しくは次の項目で)

FHDを4Kに拡大表示するため画質が落ちる

デュアルモードは、FHD(1920×1080)の映像を4K(3840×2160)に拡大して表示します。そのため、画質の劣化が起こります。

デュアルモードのイメージ

拡大された映像は全体的にボヤっとした見た目になり、FHDモニターで見るより画質は確実に劣化します。

M27P6S 4KとFHDのアイコン
ナオ

デスクトップのアイコンを見比べても、拡大されたFHDは少しボヤっとしていることがわかりますね。

特にFPSゲームなど、フレームレート優先でグラフィック設定を低くするゲームで画質低下は顕著です。

設定でアンチエイリアスをオフにした場合、FHDの映像はジャギーが目立ち、視認性が低くなります。ジャギーが目立つと遠くの敵が見えづらくなり、バトルに影響が出る可能性もあります。

M27P6S 4KとFHDの画質比較

ゲーム側でアンチエイリアスを調整しよう

画質の劣化を緩和するには、アンチエイリアスをオンにすることがおすすめ。画質の改善ができます。

M27P6S FHDの画質比較

映像のシャープさは若干損なわれますが、プレイに支障がでるほどではなく、十分プレイ可能です。

デュアルモードは、画質を犠牲にしてリフレッシュレートを高めるものと考えておきましょう。

ナオ

デュアルモードはアンチエイリアスをかければかなり安定した画質になります。十分プレイできる画質にはなるので、活用していくと良いですね。

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応答時間(オーバードライブ)の比較

KTC M27P6Sは、OSDの「ゲーミング設定」→「応答時間」でオーバードライブの強さを調整できます。

応答時間の設定

設定は「オフ/標準/高速/超高速/ダイナOD」の5種類。ダイナODは、フレームレートに合わせてオーバードライブの強さを自動で調整するモードです。

UFOテスト(testufo.com)をデジタルカメラで撮影。シャッタースピード1/2000秒、明るさなどは同条件で撮影しています。

オフ

M27P6S OD オフ

標準

M27P6S OD 標準

高速

M27P6S OD 高速

超高速

M27P6S OD 超高速

「オフ」では、UFOも背景の星も二重に写り、はっきり残像が出ています。「標準」でも、輪郭にうっすら残像が見られました。

「高速」「超高速」にすると残像が少なくなり、輪郭がくっきり表示されました。実際に目で見ても、背景の星がブレずにハッキリ見えます。超高速でも、逆残像(白っぽいにじみ)は見られません。

4K 160Hzで使うなら、応答時間は「高速」か「超高速」がおすすめです。

デュアルモード(FHD 320Hz)は応答時間が「オフ」に固定

デュアルモード(FHD 320Hz)では「応答時間」の項目がグレーアウトし、「オフ」に固定されます。オーバードライブの設定は変更できません。

FHD 320Hzの応答時間設定

FHD 320Hz(オフ固定)

M27P6S OD FHD320Hz オフ

4K 160Hz(高速)

M27P6S OD 高速

FHD 320Hzは応答時間が「オフ」に固定されるため、4K 160Hzの「オフ」と同じように残像が出ています。

リフレッシュレートは上がりますが、残像の少なさでは4K 160Hz(高速・超高速)の方が有利です。

ナオ

メーカーに確認したところ、デュアルモードではオーバードライブ機能に対応しない仕様で、今後のファームウェアアップデートでも変更の予定はないとのことです。

次は、残像をさらに減らす『DAC』機能について紹介します。

DAC(MPRT)の特徴と注意点

KTC M27P6Sには、動きのある映像をクッキリ見せる「DAC」という機能が搭載されています。

OSDの「ゲーミング設定」→「DAC」から設定でき、「DAC+」と「DAC Pro」の2つのモードがあります。

DAC(MPRT)メニュー

DAC(MPRT)とは?

DACは、一般的に「MPRT」や「黒挿入」と呼ばれる機能です。

モニターのMPRT

液晶モニターは、次のフレームが来るまで同じ映像を表示し続けます。そのため、動いている物を目で追うと、輪郭がボヤけて見えてしまいます。

DACは、フレームとフレームの間に一瞬だけ黒い画面を挟むことで、このボヤけを抑える仕組みです。

  • DAC+:画面全体に黒を挿入する方式
  • DAC Pro:走査線ごとに黒を挿入する方式

スペック表の「MPRT 2ms」は、DACを使用したときの数値です。

DAC+とDAC Proを使ってみた

DAC+とDAC Proを、通常の画面(DACオフ)と見比べてみました。

黒挿入による動きのクッキリ感は写真では表現しにくいため、明るさや色味の変化を中心に比較しています。

DACをオンにすると、画面が少し暗くなり、色温度が下がったように黄色っぽい色味に変化します。ただ、他のモニターの黒挿入のように「全体が暗くなりすぎる」感じはありませんでした。

M27P6S 通常画面
通常
M27P6S DAC+
DAC+

UFOテストで動きを見てみると、DACをオンにした方が絵がハッキリします。一方で、残像部分も一緒にハッキリ見えるようになり、輪郭が二重に見える場面もありました。

UFOにてDACの検証

なお、DAC+とDAC Proの見た目は、モニター上でもあまり違いを感じませんでした。

DACは、色味や明るさより動きのハッキリさを優先したいFPSなどで試してみる価値があります。普段使いや映像鑑賞ではオフがおすすめです。

DACのメリット・デメリット

使ってみた結果をまとめると、次のとおりです。

  • 動いている映像の輪郭がハッキリする
  • デュアルモード(FHD 320Hz)でも使える
  • 他機種より明るさの低下が少ない
  • HDR・アダプティブシンク使用時は使えない
  • 画面が少し暗く、黄色っぽくなる
  • 残像部分もハッキリ見えるようになる
  • 仕組み上、ちらつきを感じる人もいる

HDRやアダプティブシンクをオンにしているときは、DACの項目がグレーアウトして使えません。

アダプティブシンクが使えないため、フレームレートが160Hz(320Hz)に届かないゲームでは、ティアリング(画面のズレ)が起きやすくなります。

DACは、リフレッシュレート以上のfpsが安定して出るゲーム向けの機能と考えておきましょう。

ナオ

オンにすると絵はハッキリしますが、残像も目立つので好みが分かれそう。まずはオーバードライブを「高速」以上にして、物足りなければDACを試すのが良さそうです。

次は、M27P6Sの鮮やかな画質を支えるグレアパネルの特徴と注意点を解説します。

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グレアパネルの特徴と注意点

M27P6Sは、モニターの表面が鏡面処理(グレアパネル)です。

グレアパネルは発色が良く、鮮やかな画質が表現できる反面、注意点もあります。

M27P6S 4K画質

グレアパネルはモニター表面の反射が強めなので、画面内が暗いシーンになると、自分や背景、照明などが映り込むことがあります。

↓グレアパネルはこのぐらい反射します

グレアパネル

↓ちなみに、ノングレアだとこんな感じ

ノングレア

ゲームや映画などの暗いシーンで、映り込みによって若干没入感が損なわれることがある点は理解しておきましょう。

↓映り込みの例

グレアパネルの映り込み
ナオ

窓や照明を背にしない配置にしたり、部屋を少し暗めにしたりすると軽減できますよ。

また、一般モニターより発色が良いため、人によっては目が疲れると感じるかもしれません。

ただし、M27P6Sは目への負担を抑える機能も搭載されています。

バックライトはDC調光(フリッカーフリー)で、画面のちらつきが発生しない仕組み(DACオフ時)。さらに、パネル側でブルーライトをカットするハードウェア低ブルーライトにも対応しているため、色味を黄色っぽく変えずにブルーライトを抑えられます。

目が疲れやすいと感じたら、明るさを少し下げる、プリセットを変えるなどの調整もおすすめです。

次は、画質を選ぶプリセットについて解説します。

プリセットとProモードの画質

M27P6Sには、画質変更のプリセット9個+Proモード5個の計14個が搭載されています。

プリセット 9個Proモード 5個
標準
映画
読書
RTS
FPS1
FPS2
プレイヤー1
プレイヤー2
プレイヤー3
ネイティブ
sRGB
DCI-P3
Adobe RGB
BT.2020

プリセットの画質

9つのプリセットのうち、プレイヤー1〜3を除く6つを紹介します。

標準

M27P6S 標準

映画

M27P6S 映画

読書

M27P6S 読書

RTS

M27P6S RTS

FPS1

M27P6S FPS1

FPS2

M27P6S FPS2

「読書モード」は彩度が低く抑えられます。

他のプリセットは輝度の違いは感じますが、並べてみないと違いがわからないぐらいの差しか感じませんでした。

ナオ

結局、ゲームや一般の使い方なら、初期設定の「標準」をベースに微調整するのが一番使い勝手が良いと感じました。

Proモードの画質

ProモードはsRGBやAdobe RGBなど、主にデザイン作業に向けたモードが集まっています。

ネイティブ

M27P6S ネイティブ

sRGB

M27P6S sRGB

DCI-P3

M27P6S DCI-P3

Adobe RGB

M27P6S Adobe RGB

BT.2020

M27P6S BT.2020

ここで注意点が一つ。

グレアパネルは発色やコントラストが強めに出る傾向があり、デザイン作業では色ブレしやすく注意が必要です。

M27P6Sは出荷時に個別校正(ΔE<2)されているので色の基準は優秀。ただしグレアパネルは照明や映り込みの影響を受けやすいので、作業環境を整えておくのがおすすめです。

ナオ

デザイン作業の場合、画面の色味だけで判断せず、数値やPantoneなどで色指定をする必要がありますね。

KTC M27P6Sの視野角

Fast IPSパネルは公称値で視野角178度。

M27P6S フロントイメージ

実際に斜めから見ると、映像によっては全体的に暗くなりますが、色味自体が大きくブレることはありません。綺麗に表示されていました。

M27P6S 視野角チェック
ナオ

ここまで極端に斜めからモニターを見ることは少ない。通常は正面から見ることが多いので、視野角はそれほど気にしなくて良い気がします。

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電気代目安

KTC M27P6SをDPで接続し、160Hzで駆動させたときの消費電力を計測しました。

M27P6Sの消費電力
  • 平均消費電力:43W
  • 1時間当たりの電気代目安:1.42円
  • 1kWh=33円で計算
  • 電力会社との契約内容によって、電気代は上下します。
  • 参考:4K(144Hz、IPS)は45W前後。

平均消費電力は43Wで、極端に高いとか低いということはありません。

1時間の電気代目安は1.42円でした。

ナオ

4K液晶モニターの消費電力として、43Wなら一般的な範囲です。

KTC M27P6Sの気になるところと良かったところ

KTC M27P6Sを実際に使ってみて、気になるところと良かったところをまとめました。

購入を検討している人は参考にしてください。

M27P6Sの気になるところ

  • グレアパネルの反射が気になる
  • 発色が良い分、デザイン作業では使いにくく感じる
  • FHD 320Hzは画質劣化に加え、応答時間がオフ固定
  • MCCソフトウェアはまだ発展途上
  • スピーカー非搭載

気になるのはグレアパネルの反射です。暗いシーンでは部屋や自分自身が反射して見えることがあるので、少し気になるかもしれません。

また、反射と発色、コントラストが高い分、デザイン作業では使いにくいかも。周囲の環境整備は必要と考えます。

デュアルモードはFHDの映像を4Kに拡大表示するため、どうしても画質の劣化は避けられません。さらに、デュアルモードでは応答時間がオフに固定されるため、残像も出やすくなります。

MCCソフトウェアは日本語に対応しておらず、プリセットがモニター本体と一致しないなど、まだ完全対応ではありません。今後のアップデートに期待したいところです。

ナオ

2026年10月末に日本語対応版を公開予定だそうです。

あと、小さくてもスピーカーが付いていたら嬉しかったです。

M27P6Sの良かったところ

  • HDR 1400とMiniLEDの圧倒的な高輝度・高画質
  • 27インチ 4K 160Hzはゲームにちょうどいいサイズ
  • FHD 320Hzに切り替えられる
  • 多彩な端子が付いていて、使い方の幅が広い
  • DP Alt mode対応のUSB Type-Cを搭載
  • メーカー保証が標準で3年

良かったところとしては、やはり4K+MiniLED+グレアパネルは画質がとても綺麗というところ。

さらにHDR 1400を使うことで、高輝度・高画質で映像を見ることができます。

グレアパネルの反射は気になることがありますが、それを大きく上回るほど、画質の綺麗さに感動しました。

27インチ 4K 160HzはFPSやレースゲームがとてもスムーズにプレイでき、サイズもちょうどよく感じます。

FHD 320Hzは残像やジャギーに注意が必要ですが、とにかく高いフレームレートでプレイしたいときの選択肢として使えます。

様々なインターフェイスを持ったM27P6Sは、PC以外にもPS5やSwitchなどマルチに使えるゲーミングモニターです。

特にDP Alt mode対応のUSB Type-Cは、65W充電やKVM機能にも対応しているのが嬉しい。DP Alt mode対応PCを持っていると、使い方の幅が広がります。

また、標準で3年のメーカー保証というのもポイントの一つ。長期間の保証は安心感が高まります。

価格に関しては定価8万円台ですが、セール時やクーポン利用をすると7万円台で買えので要チェックです。

ナオ

KTCは頻繁にセールをするので、ちょくちょくチェックしておくと良いでしょう。

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KTC M27P6Sはこんな人におすすめ

M27P6S フロントイメージ

「性能は高そうだけど、自分に合ってるのかな?」

そんなふうに感じている方のために、このモニターが特におすすめな人を具体的にまとめました。

  • 4Kでゲームを楽しみたい人
    →4Kは高画質で没入感が高まります。
  • HDR 1400+MiniLEDで映画や動画を高画質で楽しみたい人
    →グレアパネルでさらに発色が良く、とても綺麗な映像が楽しめます。
  • FPSやアクション系のゲームをプレイする人
    →最大160Hzのリフレッシュレートで、動きの速いゲームでもしっかり反応。
    敵の動きもなめらかに追いやすくなります。
  • 普段は4K、画質を下げてでもゲームを320Hzで遊びたい人
    →FHD 320Hzは画質が落ちます。応答時間はオフ固定になるため、残像も出やすくなります。画質を下げてでもリフレッシュレート重視でゲームをプレイしたい人におすすめです。
  • ノートPCでもモニター出力したい人
    →DP Alt mode対応のノートPCなら、Type-Cケーブル1本でモニター出力ができます。DPやHDMIはデスクトップ、Type-CはノートPCといった接続が可能です。

逆に、こんな人には向いていません。

  • FHD(1920×1080)で十分だと感じている人
  • グレアパネルが苦手な人
  • 320Hz時の画質低下や残像が許容できない人
  • コンパクトな24インチサイズを好む人

KTC M27P6Sは、完成度がとても高く、映像に関する機能がフル装備です。

グレアパネルの反射が気になる場合はおすすめできませんが、それ以外の機能はかなり優秀。

綺麗な映像でゲームや動画を楽しみたい人に向いています。

ナオ

KTC M27P6Sは、圧倒的に綺麗な映像を楽しみたい人に強くおすすめできるゲーミングモニターです!

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